第3回 (最終回)

平井 裕慶

----会社から奨励金が支給される「Self-Development(自己啓発)制度」は、利用しましたか?
●平井 「油圧・空気圧機器の基礎」という講座を受講しました。



●藪下 私も受けました。



●森口 設計をしていた頃、私も受けました。(笑)



平井 この講座の受講者は多いですね。理系出身者でもあまり学んでいない分野なのに、仕事上で必要な知識だから。



森口 営業をする上でも役に立っています。営業になってからは、提案営業や顧客満足をテーマにした講座も受けました。お客さまに対する説得力を高めるために、基礎的な知識を身につけています。

----就職を控えた学生の皆さんに、アドバイスをお願いします。
●森口 基本的なことですが、元気の良さが大切です。お客さまはもちろん、社内でコミュニケーションをとっていくためにも、元気の良さは欠かせません。それから、言葉の使い方を覚えることも必要です。お客さまによって「効く」言葉は異なるもの。お取引先からの帰社途中に「こう言っておけば、良かったのに‥‥」と反省することもしばしばです。



●平井 設計をやる人には、図面上の疑問点を早めに解決しておくことを勧めます。経験から言って、疑問点を放置すると、そのときは小さな問題でも、あとで必ず大問題に発展します。最終の組み立て段階で問題点が明らかになると、納期が守れなくなるというリスクもあります。これこそ、最大の問題です。ミスで痛い思いをしたおかげで、仕事を覚えられるということも事実なのですが‥‥。



●藪下 疑問に思ったことは、たいがい間違っているものです。わかっているつもりにならず、先輩に確認して、一つひとつ解決していけば安心です。



平井 上司や先輩などの意見を取り入れることで、最終的にいい製品が完成すれば、その喜びは自分のものです。

----最後に、これからの目標を教えてください。
●平井 同じ機能の製品を様々なプラントに納入していますが、現在は、プラントの大きさの違いに合わせて、設計を見直して改めて製造しています。これをなんとか標準化できないかな、と考えているところです。時間もコストも削減できて、当社とお客さま双方に大きなメリットが生まれます。



森口 当社の製品が客先でどのように使われているかを、積極的に社内へフィードバックしていきたいと思っています。営業はもちろん売ることが第一なのですが、納入後の稼働状況を通じて、お客さまが奥深く秘めている根本的なニーズを探り、開発担当者などに提供できれば、大ヒット商品につながる可能性があるはずです。



●藪下 とにかく早く、一人前の設計担当者になることです。まだまだミスが多くて‥‥。早く一人前になって、自分が開発した製品を世に送り出したいと思っています。


藪下 誠之

森口 卓也
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