高いマーケットシェアを誇るスギノマシンのオンリーワン・スピリット。徹底したユーザー第一指向と不屈の探究心によって、常にお客様にとっての“オンリーワン”を追求し続けています。その情熱から、数々のサクセス・ストーリーが誕生してきました。ここでは、その中の一つの物語を紹介します。
創業以来、あらゆる産業分野へ革新的な新技術を提案してきたスギノマシン。それを成し得るのは、いつの時代も産業界の未来を見つめ、さらなる発展のために何ができるかを常に自己に問い続ける姿勢があったからにほかならない。
スギノマシンが21世紀に提案する
『ジェットクリーンセンタ』とは?
スギノマシンの最新CNCタレット洗浄機『ジェットクリーンセンタ』――21世紀の産業界における工作機械のモデルケースであり、そして何より世界でスギノマシンにしか開発できないマシンだ。一言で表現すれば、“切削加工可能な洗浄機”。工場の製造ラインにおいて、本来ならば加工・洗浄の2台の専用機が必要な2工程を1台で完了してしまう。しかも驚くべきことに価格は加工機と洗浄機の合計よりはるかに低く抑えられている。アメリカに引き続き、大量生産方式から多品種少量生産方式へと移行している日本の産業界において、工作機械はより優れた多機能性を要求される。そうした意味で『ジェットクリーンセンタ』はまさに“21世紀型工作機械のモデルケース”といえるのである。
“水と油”を、どう融合させるかが
開発のヤマ場
例えていうなら“水”と“油”。相反する性質を有する2台の製品を1台にまとめることが、『ジェットクリーンセンタ』開発の最大の課題だった。噴射洗浄を行う『セルフセンタ』と、切削油などを用いて部品加工を行う工作機械『ジェットクリーナ』の一体化は、容易なことではなかった。それでも、開発スタッフは“製品化すれば必ずヒット商品となるはず”、との思いを胸に開発を進めた。それぞれの事業部から選抜されたスタッフがミーティングを重ね、一つひとつの問題点を解決していったのだ。開発担当の高見は言う。 「世界にジェットポンプメーカー数十社、工作機械メーカーは400社余りを数えますが、どちらも手がけているのはスギノマシンだけ。それぞれの分野で世界トップクラスの当社だからこそ開発できたんです」 “スギノマシンにしか開発できない”根拠はここにあったのだ。
時代の潮流を見極めながら、
産業界に貢献していく

現在、『ジェットクリーンセンタ』には多くの企業から問い合わせが届いており、受注件数も予想以上の伸びを見せている。特筆すべきは、そうした企業のほとんどが2次、3次メーカーのいわゆる中小企業であることだ。これまでのスギノマシンの顧客の多くが1次メーカーであったことからすれば、その意義は非常に大きい。米国法人・スギノコープの勤務経験を経た石川は語る。 「アメリカの産業界が既にそうあるように、これからの日本の産業もベンチャー企業に代表される中小企業の技術力や企画性が大きな役割を果たすことでしょう。私たちはそのサポート役でもありたいんです」 高見、石川ら開発スタッフは、21世紀の社会を支える新しい産業の波をきっと感じていることだろう。
●高見 邦英
'75年入社
WJ製造部長
●石川 一行
'79年入社
機器製造部長