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【ニュースリリース】湿式微粒化装置「スターバースト100」にラインアップを追加

 ~乳化・へき開などの大量処理に最適な低圧・大流量タイプを新開発、シリーズ最大の処理量を実現~

2018年6月19日

産業機械メーカーの株式会社スギノマシン(富山県魚津市、代表取締役社長:杉野太加良)は、超高圧水技術を利用した湿式微粒化装置「スターバースト」シリーズで、低圧・大流量タイプを新たに開発し、ラインアップに追加しました。6月に東京ビッグサイトで開催される「第31回 インターフェックス ジャパン」[*1]に出品します。

SBS100

1.概要

「スターバースト」は、当社の超高圧水技術を応用し、最高245MPaに加圧した原料(スラリー[*2])同士をマッハ4の相対速度で斜向衝突させ、分散、乳化、粉砕、表面改質、へき開などの処理を行う機械です。一般的な原料の微粒化で用いられる粉砕媒体(メディア)を使用せず、原料のみでそれらの衝突エネルギーを利用するため、コンタミネーション(不純物)の混入が極めて少なく、均一な粒子を高効率に得ることができます。圧力や処理量が異なる複数のラインアップがあり、20年以上の実績があります。

顧客からは、乳化やへき開といった比較的低圧で可能な用途において大量処理を求める声が多くあり、生産機である大型の「スターバースト100」の増圧機部分を新規開発することで、更なる大量処理を可能とする新機種を開発しました。新機種は従来機と比べ最大処理量が約25%増加しており、乳化[*3]やへき開[*4]などの大量処理に最適で、食品、化粧品、電子材料といった分野での活用が見込まれます。

 2.商品詳細

特長

① 最高圧力を100MPaに制限することにより、シリーズ最大の処理量を実現。新機種での処理量は最大1,056L/hで、従来機の最大840L/hと比べ約25%増加。

② 従来の増圧機を継承しているため、同シリーズの既存機種においては、増圧機のみを新機種のものに部品変更できる。 そのため、既存機種を購入済みでも、高圧部品の置き換えのみで大量処理が可能。

③ 新機種の増圧機におけるストロークスピードを既存の増圧機と同一にしたことにより、パッキン類の寿命が安定。  

仕様

商品名

スターバースト100 HJP-10180

モータ容量

75kW

最大処理量

1,056L/h  ※当社従来比25%増

圧力範囲

50~100MPa

外観寸法

幅1,330×奥行2,500×高さ1,900 mm

質量

5,500kg

その他

防爆仕様(オプション)あり

販売開始時期

2018年6月

分野・市場

食品、化粧品、電子材料分野など (国内のみ)

従来機との比較

comparison

用語紹介・補足

*1【第31回 インターフェックス ジャパン】
 医薬・化粧品業界における日本最大の専門技術展。
 日時:2018年6月27日(水)~6月29日(金)
 会場:東京ビッグサイト
 主催:リード エグジビション ジャパン(株)  予定来場者数:56,000名 ※同時開催展含む

*2【スラリー】
 液体と固体粒子の懸濁体、混合物

*3【乳化】
 互いに溶け合わない液体の一方を微粒子にして他方の液体の中に分散すること。また、その状態。

*4【へき開】
 結晶体がある特定の方向に沿って割れること。


■関連リンク


―本件に関するお問い合わせ先―

■株式会社スギノマシン■

プラント機器事業本部 生産統括部 第二技術部 微粒設計課

TEL:(076)477-2514  E-mail:sbs@sugino.com

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