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[ニュースリリース]富山県とナノファイバー(※1)開発で連携

2019年度産学官イノベーション推進事業の研究受託と産業技術研究開発センター「オープンイノベーション・ハブプロジェクト室」の利用開始

2019年7月9日

 産業機械メーカーの株式会社スギノマシン(富山県魚津市、代表取締役社長:杉野良暁)は、富山県とナノファイバー研究で連携を継続しています。今年度の新たな取り組みについてお知らせします。

1.2019年5月、富山県新世紀産業機構2019年度産学官イノベーション推進事業(新ものづくり戦略推進枠)の研究委託先として、採択されました。(※2)

(1)テーマ名 :長繊維を特長とするナノファイバー製造の効率化手法に関する研究

(2)研究期間 :2020年2月28日まで

(3)共同研究先:富山県産業技術研究開発センター、他
   新設されたオープンイノベーション・ハブプロジェクト室を利用

(4)研究の概要:

 同センター所有の装置・機器などを使用し、長繊維バイオマスである繭(シルク)、綿(コットン)由来のナノファイバーを安定製造するための技術を確立し、これらを添加した応用製品の機能性向上と実用化を図ります。

2.2019年7月、富山県産業技術研究開発センター内に新設されたオープンイノベーション・ハブプロジェクト室の1室を、当社が共同研究用のスペースとして利用します。

(1)場 所 : 富山県産業技術研究開発センター ものづくり研究開発センター K棟1F  (富山県高岡市二上町150)

(2)利用開始: 2019年7月1日(月)から

(3)利用目的:

 前項の採択テーマによる同センターとの共同研究に関し、実験などの実作業や、同センター職員および来訪者との研究打合せなどを行います。また、必要な装置・設備、展示サンプルの設置スペースとしても活用します。

当社利用のプロジェクト室

当社利用のプロジェクト室

3.近年の当社と富山県の主な連携について

  • 2014年10月-2019年3月 とやまナノテククラスター(※3)に参画 (現富山県産業技術研究開発センターと共同研究)
  • 2017年12月       富山県と共同で、シルクのナノファイバー水分散体を開発。

用語・補足

※1 直径が1nmから100nm、長さが直径の100倍以上の繊維状物質を指します。 (ナノは10億分の1)

スギノマシンでは、高圧水(ウォータージェット)技術を用いて、セルロースやキチン、キトサンなどの繊維質原料をナノファイバー化した素材を「BiNFi-s(ビンフィス)」の商品名で開発・製造・販売しています。

※2 富山県新世紀産業機構 産学官イノベーション推進事業[新ものづくり戦略推進枠]  
  https://www.tonio.or.jp/josei/sangakukan-newmono/
(※富山県新世紀産業機構のページが開きます)

※3 とやまナノテククラスター
  https://www.tonio.or.jp/nanotech/(※とやまナノテククラスターのページが開きます)

 

本件に関するお問い合わせ先

株式会社スギノマシン 経営企画本部 新規開発部 開発プロジェクトG

TEL:(0765)24-5118