サーボ送り式ドリリングユニット 「バリメック SSV5」導入事例1(油圧ユニット代替)
- 導入事例1 SSV3形(1)
- 導入事例2 SSV3形(2)
- 導入事例3 SSV5形(1)
- 導入事例4 SSV5形(2)
導入事例3 バリメック SSV5 形(1)
バリメック形式 | SSV5-2610 |
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加工ワーク | クランクケースのオイルゲージレベル穴 |
加工材質 | FC250 |
加工形状 | 1-φ12キリ×28L + φ23座グリ×3L |
工具 | 総型バイト形状 超硬バニシングドリル |
導入前
油圧スライド+スピンドルユニットで加工
ストローク:250mm
導入後の効果
- 300mmのロングストロークで、スライドテーブルが不要になった。
- 使用工具長が短くなることで、工具寿命が向上し工具費用が削減した。
また、工具剛性がアップしたため、穴および座削り部分(オイルゲージ端面)加工面の品質が向上した。 - NC制御のプログラム選択による多品種加工が可能になった。
- 第2原点の設定により、サイクルタイムの短縮が可能となった。また、工具交換も容易になった。
- 座削り部分の送り速度と主軸回転数を同時変更することにより、最適な切削条件が得られ、加工タクトが短縮し、加工品質(加工面、精度)が向上した。
- 油圧タンクユニットや配管工事、電磁弁などの付帯機器が不要になり、コストダウンになった。
また、季節(冬季間の作動油温度低下による送り速度の低下)による生産数のバラつきが無くなり、生産計画が容易になった。
油圧スライドユニット+ バリメックSSV5形での加工面
スピンドルユニットでの加工面
加工条件
A : 第二原点 50mm
L : 切削開始点 212mm
E : 切削終了点 257mm
D0: 切削距離 35mm
F0: 切削送り速度 119mm/min(0.12mm/rev)
F1: 切削送り速度 79.6mm/min(0.1 mm/rev)
S0: 主軸回転速度 1,000min -1 (V=36m/min)
S1: 主軸回転速度(座グリ) 796min -1 (V=57.5m/min)
H0: 喰付き時ドウェル 3sec
H1: 切削終了点ドウェル 1sec
トータル加工時間 28sec(トラマンサイクルタクト 80sec)