スイングアーム式コラムロボット 防水タイプ
2019年10月2日
産業機械メーカーの株式会社スギノマシン(富山県魚津市、代表取締役社長:杉野良暁)は、産業用ロボット「スイングアーム式コラムロボット」の新タイプとして、当社製の高圧洗浄機や工作機械の室内に組み込める防水タイプのロボットを開発しました。本商品は、10月に愛知県名古屋市で開催される国内最大級の工作機械見本市「メカトロテックジャパン2019」*1に出品します。
1.装置概要
高剛性、狭小空間に設置可能、容易なシステム化などが特長の、自社製産業用ロボット「スイングアーム式コラムロボット」の新タイプ(ラインアップ拡充)です。
高圧洗浄機や工作機械の室内に組み込んでワークの搬入出や洗浄・エアブロー乾燥・加工することを想定し、制御軸の構成を最適化し、防水性を強化しました。
2.開発背景・狙い
コラムロボットを、当社の主力商品である高圧洗浄機や小型工作機械の機内に設置する場合に、基本タイプのロボットが持つコンパクト性や剛性は損なわず、本体の防水性やメンテナンス性を高める必要がありました。
3.特長
①ロボット本体背面へアームの飛び出しなし。
②狭いエリアでの作業が可能。(アーム折り畳み状態での最小旋回直径φ500mm以下)
③独自構造により、剛性や上下・前後方向の直進性が高い。
④洗浄液やクーラントに対し、各部の防水性や耐食性を向上。
⑤コラム部(J1軸)を組み合わせ対象装置と一体化させることで、装置全体をコンパクト化。
その場合、コラム部は機外の背面側からメンテナンス可能。
※①②③は、基本タイプのコラムロボットの特長と同様。
4.仕様等
商品名 | スイングアーム式コラムロボット (防水タイプ) |
形式 | CRb015V(垂直形) |
用途 | ・洗浄液、クーラントなどが飛散する装置内での搬送・付帯動作。 ・展示機は、カバー内に設置された本ロボットがワークを把持し、洗浄・エアブローを行い、機外とワークの受け渡しを行うシステムを想定した動作を行う(ワークの搬入と搬出の位置を別にすることも可能) |
制御軸数 | 6軸 |
外観寸法 | 幅390×奥行き550×高さ1,750 mm (アーム折り畳み状態) |
可搬質量 | 15kg (オプションにより増量可能) |
販売開始時期 | 2019年10月から販売開始 |
5.用語・補足
*1メカトロテックジャパン(MECT)
西暦奇数年に名古屋で開催される、国内最大級の工作機械見本市。
【会 期】2019年10月23日(水)~10月26日(土)
【開催地】ポートメッセなごや
【URL】https://mect-japan.com/2019/
※本ニュースリリースは、報道機関へ発表した資料から一部抜粋したもので、発表時点の情報です。内容は予告なく変更される可能性があり、最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承いただけますと幸いです。
―本件に関するお問い合わせ先―
■株式会社スギノマシン■
経営企画本部 新規開発部 開発プロジェクトグループ
TEL:(0765)24-5118