噺家が操る変幻自在の扇子のように、超高圧水技術から生まれた
ウォータージェットもいま、その活用分野を大きく拡げています。
あらゆる素材を「切る」技術、壁面塗装やコンクリート表面を「剥ぐ」技術、
金属部品の汚れを「洗う」技術、バリを「取る」技術を高度化する一方、
近年では素材をナノレベルまで微粒化する「砕く」技術、「解す」技術のほか、
金属表面の強度をアップする「撃つ」技術も開発し、さらに多芸に。
これからもSUGINOは、「水噴射技術の可能性」に挑み、
様々な現場を支える商品を創り続けます。
教えておくれよっ!ウォータージェットのこと



そもそもウォータージェットって何なんだい?
ウォータージェットとは、水を数MPa~数百MPaまで昇圧し、ノズルから噴射することで発生する、数十~数百m/秒の高速水噴流のことを言います。
この噴流が対象物に衝突することで、破壊・分離・除去など様々な作用が生まれます。




どんな原理か説明してくれるかい?
「噴流」が対象物にせき止められるときに発生する「動圧」と
「液滴」が対象物に衝突したときに発生する「水撃圧」。
この2種類がウォータージェット加工の源泉です。




他より何がいいんだい?
① 加工エネルギー密度が高い
② 作用する力が局所的-
小さい所用動力で効率的に
加工可能です
-
③ 水がそのまま工具になる
④ 非接触加工 -
維持費が安く、直接触れずに
加工するため工具寿命が
加工物に依存しません
-
⑤ 加工点が低温度
⑥ 粉塵が飛散しない -
引火する危険がなく、
クリーンな作業環境です




どんなシステム装置なんだい?
基本は、ポンプとノズル・ツールのシンプルな構成。
システムの構築が、フレキシブルに行えます。




どこで何に使うといいんだい?
圧力と流量の違いによって、用途は広がります。


