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溶接自動化が進まないワケ。解決方法とは?

溶接ロボット

「溶接工の確保ができない」 という切実な声があるのに対して、一方で溶接工程だけは自動化が進まない、という問題について解説します。

 

多品種小ロット・短納期の対応が溶接工程の効率化を阻む

板金・溶接業界へアンケートを実施したところ、多品種少ロットを短納期対応することを戦略・強みとされている企業様が多い結果でした。

多品種小ロットを短納期で対応するためには、比較的容易な溶接であっても熟練工が対応するケースが頻発します。

すばやくこなすためには段取りや修正を少なくする溶接のスキルやノウハウが必要なため、熟練工へ仕事が集中し、ボトルネックが発生することで慢性的な過負荷の要因となります。若年者への技能伝承や高付加価値の仕事への転換が阻まれる悪循環へ陥っている可能性があります。

溶接現場

溶接ロボットを導入するメリット

製造業では、人手不足を背景に産業用ロボットの導入が進んでいます。

ロボットの導入には以下のメリットがあります。

1.人手不足の解消

完全な自動化は難しいですが、初心者にロボットオペレーションを任せて熟練者には難易度の高い高付加価値の仕事を割り振るというような効率化が図れます。

2.品質を一定の基準に保つ

ロボットはティーチングされた一定の動作を繰り返すため、作業者の勘や技術に頼ることがありません。

3.作業環境の改善

強烈な紫外線やヒュームから作業者が離れてロボットを動かすため、より安全であると言えます。

労働環境の改善は企業のアピールポイントにもなります。

 

 

溶接工程へのロボット導入は難しい?

省人化のために自動化を進めたいところですが、他の製造工程に比べて溶接工程へのロボット導入はなかなか進んでいません。というのも、以下のようなロボット導入に対する疑問・課題があるからです。

  1. 多品種だとティーチングに時間がかかりすぎる。
  2. ワークのばらつきがあるため、ティーチング補正の時間がかかる
  3. 溶接で生じる歪みへの対応方法がわからない
  4. 溶接工程には段取りや修正・仕上げも含まれる。
    溶接部分だけ自動化してもあまり意味がない。
  5. ロボット導入自体がよくわからない。どうしていいかわからない。

 

試験中の自動溶接システムは、ロボット周辺機器までパッケージ

そこで、スギノマシンでは自動溶接システムを開発しています。

試験中のシステムは、シミュレーションソフト、センサー、ロボットをパッケージにしています。

動画で少しだけ試験中のシステムをお見せします。

 

 

ティーチング時間を短縮するシミュレーションソフト、ワークのばらつきに対応するセンシング技術により、ロボットによる自動化と現場への導入をスムーズに実現します。

溶接後のワーク例
溶接後のワーク例

 

 

板金業界のお客様のお声を聞きながら、実際の現場でシステムを構築しています。
2024年7月4日から6日にかけて開催される「ロボットテクノロジージャパン」(会場:Aichi Sky Expo[愛知県国際展示場])でご紹介予定です。

ご興味をお持ちいただいた方へ、事前のご相談や会場でのお打ち合わせ予約も受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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スギノマシンはロボットメーカーとして、自動化コンサル、システムインテグレート、アフターサービスまで一貫で承っております。

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