【こんなところにスギノマシン】ぺんてるサインペン/ぺんてる株式会社様
※本記事の写真はぺんてる株式会社様にご提供いただきました。
インク漏れを防ぐ“小さな穴”を開けるのに、ご活⽤いただいています
大手文具メーカー・ぺんてる様の「ぺんてるサインペン」は、ペンと筆の書き味を持ち、紙にすらすら書ける人気の水性ペンです。
1963年に誕生し、ジョンソン大統領(当時)が使ったことをきっかけに全米で話題となり、NASAの宇宙船にも持ち込まれ、世界的なヒット商品となりました(リンク:製品開発ストーリー サインペン | ぺんてる株式会社)。日本では8色、海外では12色の豊富なカラーバリエーションをそろえ、累計出荷本数は、100以上の国と地域で23億本に上ります(2024年時点)。茨城工場で製造し、国内外に届けられています。
サインペンのペン先をよく見ると、小さな穴が開いています。実はこの穴には、インク漏れを防ぐための秘密が隠れています。
ペンを使っていると、手のひらのぬくもりでペン軸内が温まり、空気が膨張し、インク漏れの原因になります。小さな穴を開けることでペン軸内の圧を外気と均衡にさせ、インクが漏れないようにしているそうです。
当社のドリリングユニット「セルフィーダ」は、この1.0mmの小さな穴を開けるためにぺんてる様が導入し、更新を繰り返しながら、半世紀近く活用していただいています。
1つのラインに2台のセルフィーダを設置し、毎分180本分のサインペンに穴を開けているとのこと。
皆さんのお手元にサインペンがあれば、ぜひこの小さな穴を見つけてみてください。


お客様情報
社名 :ぺんてる株式会社
本社 :東京都中央区
社員数:2024年度実績(連結)2,648人 (単体)734人
事業内容:文具事務用品の製造販売、電子機器・産業用ロボット・化成品関連製品の製造販売
公式Webサイト: ぺんてる株式会社
ご担当者様からのコメント:
「ずっとセルフィーダを使ってきて、故障が少なくて助かっている。長く安心して使える商品だと感じている」(茨城工場・製造課長)

