ロボットでバリ取りを自動化|スピンドルモータユニットBARRIQUAN(バリカン)BRQ-EZ01

BARRIQUAN BRQ-EZ01

フローティング加工によってバリ取りで発生する様々な問題を解決する商品です。
ロボットによるバリ取り作業の自動化を実現します。

BARRIQUAN BRQ-EZ01 5つの特長


10mm伸縮する
フローティング機構

伸縮するフローティング機構により、安定的で均一な仕上りのバリ取りを実現します。


加工目的に適応する
高いカスタマイズ性

フローターを交換することでフローティング機能が変化。加工箇所や品質に合わせた最適化できます。


ワンタッチ交換機構で時短!

先端の工具保持部分がワンタッチで交換できます。作業時間を短縮し、メンテナンンスも簡単です。

4
サーボ制御で安定

最高回転速度20,000min-1。サーボコントローラで負荷変動があってもモータを安定制御します。

5
軽量で干渉しにくい細身設計

重量1.64kg、外径φ40×全長246.5mm。干渉が少なく、軽量でコンパクトな設計です。

1 10mm伸縮するフローティング機構

フローティング加工とは、フローティング機構によって工具・刃具をワーク形状に一定荷重でならわせることにより、バリの取り残しやワークの削り過ぎを防止する加工法です。

特長1 均一な加工面に仕上がる

​10mmの伸縮フローティング機構により、ワーク形状のバラつきやロボット加工軌跡のズレに刃物が追従することで、安定的なバリ取りを実現します。

特長2 小型ロボットで加工可能

フローティング機構がダンパーの役割を果たし、スピンドルやロボットへの反力が少なくなることで、7kg可搬以上のロボットで加工できます。

特長3 工具寿命の安定化

フローティング機構によって工具がワークに一定荷重でならうため、断続的で負荷変動の激しいバリ取り加工においても負荷が均一化し、工具寿命が安定します。

2 加工目的に適応する高いカスタマイズ性

BARRIQUAN BRQ-EZ01は、工具を保持する先端部分(フローター)を交換することで、機能や特性をカスタマイズすることが可能です。

LGフローター(標準タイプ)

直線形状の摺動案内溝によって、推力でフローティングする標準タイプです。
加工条件によって面取りの大きさを変えやすいため適応範囲が広く、最も汎用的に使用することができます。

SGフローター(高反応タイプ)

螺旋形状の摺動案内溝によって、推力だけでなく切削トルクでもフローティングする高反応タイプです。
追従性が向上し、標準タイプよりも敏感にフローティングするため、複雑形状のより均一なバリ取りや、アルミや銅等の被削性のよい材料の糸面取りが目的など、狙った面取り品質がある場合に使用します。

SGフローター for Back(裏バリ用高反応タイプ)

先端側に伸びる裏バリ取り用の高反応タイプです。
ドリルの抜けバリや大型ワークの裏面の面取りなど、通常の工具ではアクセスしにくい箇所のバリ取りが可能です。

3 ワンタッチ機構で時短!

BARRIQUAN BRQ-EZ01は、工具を保持する先端部分(フローター)がワンタッチ機構になっています。

様々な刃具を容易に交換できるので、刃物の選定、回転数、送り速度の見極めなどの条件出しにかかる時間を短縮します。

外段取りが可能なため、工具交換の手間が軽減されます。

メンテナンスも簡単なため、適切にメンテナンスいただくことで、長くお使いいただけます。

4 サーボ制御で安定

バリ取り特有の断続的かつ変則的な負荷に耐えられる専用サーボコントローラを採用しています。

最大20,000min-1まで、任意の回転速度に設定でき、デジタル入出力(I/O)とModbus RTU通信で制御可能です。

5 軽量で干渉しにくい細身設計

BARRIQUAN BRQ-EZ01は、細身でコンパクトな設計のため、ワークや治具と干渉しにくく、バリ取り動作において自由度が高く、様々な方向からアプローチできます。

外径φ40×全長246.5mm、質量1.64kgとコンパクトで軽量なため、小型ロボットを高速バリ取り加工機へと変身させます。

BRQ-EZ01 商品動画

BRQ-EZ01 仕様

加工テスト受付中

スギノマシンではバリ取り研究所”デバラボ”にて、ロボットでバリ取り自動化を検討されているお客様からの加工テスト依頼を随時承っております。
ただ加工テストを行うのではなく、テスト実施前にお客様とお困り事を共有し、目指すゴールを明確化した上で、テスト加工を行います。テスト結果はレポートにまとめご報告いたします。