はつり工事の問題点と対策│騒音・振動・粉塵を抑える方法
この記事では、はつり作業の内容に加え、それに付随する課題とその改善策についてご紹介します。
はつりとはどういった作業か
はつり(斫り)とは、建設や土木工事の現場で、コンクリートや石材を削ったり、形を整えたり、穴を開ける作業のことを指します。
なぜはつりが必要になるかというと、補修作業や新しい設備を設置する際に、不要となる部分を除去する必要があるためです。
例えば、配管や柱を通すために新たな穴を開ける場合や、補修前にひび割れたコンクリートを削り取る場合などが典型的な例です。
はつり工法の種類
はつり作業は、目的や現場条件に応じてさまざまな方法で行われます。
代表的な工法としては、ノミやハンマーなどの手動工具や、電動ハンマー・ハンマードリルなどの電動工具を用いた手作業と、重機による機械化された方法があります。
狭い場所や繊細な加工が必要な箇所では手工具を用いた作業が中心となり、建物全体の解体や大規模な撤去が必要な場合には重機が用いられます。
はつりに伴う問題点
はつり作業では、主に騒音、振動、粉塵という3つの問題が発生します。
まず、コンクリートをハンマーなどで叩く際に、大きな騒音が生じます。
そのため住宅地の工事や、学校・病院などの施設が近い現場では、作業時間の制限や遮音設備の設置といった配慮が求められます。
また、コンクリートへ打撃を加えることで、意図していない部分への影響も懸念されます。
対象外の健全部や周辺の鉄筋にひび割れや損傷が発生する可能性があるほか、作業者が工具から受ける振動により、身体的負担が大きくなることも問題となります。
さらに、破砕されたコンクリート片は細かな粉塵となって周囲に飛散します。
十分な防塵対策が講じられていない場合、視界不良や作業効率の低下につながるだけでなく、粉塵を吸い込むことで健康被害を生じさせるリスクも高まります。
その結果、製品の不良発生につながるだけでなく、ムラや表面の荒れ、断裂といった、外観からもわかる品質低下を引き起こす原因となります。
スギノマシンの高圧水を用いたはつりシステム
はつり作業に伴う騒音や粉塵、作業者の負担を低減するためには、適切な設備の導入が有効です。
当社のウォータージェットによるはつりシステムは、はつり作業の効率化と安全性向上に貢献します。
劣化・老朽化したコンクリート構造物の補修にウォータージェットが活用されています。
高圧水が鉄筋・健全部を残して劣化部を除去するため、構造物へのダメージが低減されます。
また、超高圧水による非接触工法は従来工法に比べて低騒音であり、粉塵等の発生も少ないため、作業環境の改善が図れます。
主に高速道路の床版、橋脚等の剥離、建築構造物のはつりの現場でご利用いただいております。当社のエンジン式のポンプをトラックに搭載することで、電源の得られない現場でも作業が可能です。
豊富なはつり関連機器をラインアップしておりますので、製品の特長や導入事例については、以下の紹介ページをご覧ください。