2024年 社長年頭の挨拶(抜粋)
2024年1月8日
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
以下に、社長の年頭挨拶を抜粋してご紹介致します。
< 代表取締役社長 杉野良暁 年頭挨拶 (抜粋) >
2024年の年頭にあたり、新年のご挨拶を申し上げます。
まず初めに、元日に発生した能登半島地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された方々やそのご家族に心よりお見舞い申し上げます。震源に隣接する富山県に所在する当社ですが幸いにして大きな被害はなく、仕事始めの本日より無事に業務を開始できました。
被災地の一日も早い復旧・復興を願うとともに、被災されたお客様へのご支援を全力で行って参ります。
2024年の市場について
昨年5月に新型コロナウイルス感染症の法律上の分類が5類に引き下げられたことで、多くの制約が解除され、長きにわたったコロナ禍もようやく終息を迎えました。以前の暮らしが徐々に戻ってまいりました。
しかし世界に目を向けると、ロシアのウクライナ侵攻が開始されてからまもなく2年を迎えようとしていますが、依然として停戦の目途はたたず、ロシアと西側各国との対立はより先鋭化しています。中東情勢も混迷の度を深めており、台湾海峡の緊張も含め地政学的リスクがますます高まってきています。
世界のどこかで紛争が起これば確実にエネルギーや食糧、そして原材料の調達に多大な影響を及ぼします。モノの長納期化や価格上昇は徐々に改善しているとはいえ、今回の地震のサプライチェーンへの影響も懸念されますので、今年もしばらくは我慢の時期が続くものと思われます。
昨年も世界中で異常気象が頻発しました。昨年の酷暑はいうに及ばず、豪雨、豪雪といった極端な気候は、われわれにも地球温暖化の影響がいかに深刻であることを教えてくれています。すべての業種で、すべての国で、CO2削減など環境負荷低減に向けた動きが年々高まってきております。
また国内においては国土強靭化の推進による老朽化したインフラの整備や、人口減少に対応するためにあらゆる産業分野で自動化のニーズも高まっています。
変化の時こそチャンス
様々な変化が起こる中で、スギノマシンの技術が世の中でお役に立つと考えます。
お客様がお困りになっていることに真摯に耳を傾け、自社保有の技術や必要となる新技術で解決できないか、是非取り組んで頂きたいと考えます。
最後に
今年の干支は甲辰(きのえたつ)です。古い殻を破り、新たな始まりやチャンスが訪れる、年とされています。大地震の影響がどうなるか、地政学的リスクなど先行きの不透明さはありますが、今年もわれわれのミッションである「真心創り」「モノ創り」そして「未来創り」のため、龍が空を昇るがごとく、力強く社会の持続的発展に貢献していきたいと思います。
2024年が皆様にとりまして素晴らしい一年となりますよう祈念致しまして、私の年頭のご挨拶とさせていただきます。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
-以上-