【ニュースリリース】「日独オープニングシンポジウム 先端バイオマテリアルの研究と産業化」開催のお知らせ
独・フラウンホーファーIPA主催イベントにスギノマシンも参加し、先端の微粒化技術を紹介します
2022年7月14日
欧州最大の研究機関の一つであるドイツのフラウンホーファー・生産技術・オートメーション研究所(IPA)【※1】主催の日独オープニングシンポジウムが7月25日（月）（日本時間 16時～19時）に開催されます。オンライン配信も予定されており、専用サイトからどなたでも参加申し込みが可能です。
株式会社スギノマシン（富山県魚津市 代表取締役社長：杉野 良暁）は、フラウンホーファーIPAと共同研究契約を締結し、先端材料等の研究開発を進めており、本シンポジウムにおいても、パートナー企業として自社の微粒化技術を紹介します。
１．開催概要
- タイトル：Japanese-German Opening Symposium: Research and Industrialization of Advanced Biomaterials
（日独 オープニングシンポジウム：先端バイオマテリアルの研究と産業化） - 開催日時：7月25日（月）（日本時間 16時～19時、現地時間9時～12時）
- 場 所：ドイツ・シュツットガルト フラウンホーファーIPA
および、Microsoft Teamsによるオンライン配信 - 参加料金：無料
- イベント案内・参加申し込みページ：
https://www.ipa.fraunhofer.de/en/Events/2022/japanese-german-opening-symposium.html - プログラム：こちらをご参照ください。
２． Dr. Ivica Kolaric氏からのコメント
当社とフラウンホーファーIPAとの戦略的パートナーシップにおけるプロジェクト責任者の一人である、コラリッチ氏よりコメントをいただきました。
Dr. Ivica Kolaric,
Head of department functional materials at Fraunhofer IPA
（フラウンホーファーIPA 機能性材料部門長）
“Sugino has excellent knowledge of the production of pastes and slurries for coating materials and storage technology, but also for the processing of biopolymers on an industrial scale. This Cooperation offers the opportunity to use the knowledge gained in research into the application and implement it in a profitable way.”
「SUGINOは、表面処理材料や蓄電技術のためのペーストやスラリーの製造だけでなく、バイオポリマーの工業規模での処理についても優れた知識を持っています。今回の提携は、研究開発で得られた知見を利用し、収益性の高い方法で実施する機会を提供するものです。」
３．SUGINOとフラウンホーファーIPAとの戦略的パートナーシップについて
共同実験室を、シュツットガルトのIPA分散技術研究センター内に設置し、当社の湿式粉砕・分散加工装置「スターバースト」により先端材料開発を推進するとともに、2021年12月に設立した当社現地法人Sugino Europe GmbHと連携して、欧州における微粒化装置事業を強化しています。
スギノマシンの有する、コーティング材料、電子部品ペースト・スラリー、バイオポリマーなどの製造・加工に関する優れた経験と技術が、フラウンホーファーIPA分散技術センターと粒子技術センターの表面技術ノウハウと融合することで、新たな先端材料開発とその製造技術確立に貢献するものと期待しております。
補足情報
オープニングシンポジウム プログラム
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時間（日本） |
内容 |
登壇者 |
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16:00– 16:10 |
Welcome to Fraunhofer IPA |
Prof. Dr.-Ing. Thomas Bauernhansl, Director, |
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16:10 – 16:20 |
Welcome from Ministry of Economic Affairs, Labor and Tourism Baden-Württemberg |
Claus Mayer, Head of Division |
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16:20 – 16:30 |
Greeting from Consulate General |
Tomoyuki Kishi, Consul of Consulate General of Japan in Munich |
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16:30 – 16:40 |
Introduction Cooperation AIST & Fraunhofer IPA |
Torsten Nyncke, Head of Department, |
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16:40 – 16:50 |
ZDT - Digitalized Dispersion Center |
Ivica Kolaric, Head of Department, |
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16:50 – 17:30 |
AIST – IPA Cooperation BioPolymers Introducion of polymer processing in AIST |
Dr. Takeshi Sasaki
Dr. Masaru Yoshida
Dr. Seisuke Ata
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17:30 – 17:45 |
UV-resistant BioPolymers |
Dr. Marc Entenmann, Group Leader, Fraunhofer IPA |
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17:45 – 18:00 |
Energy Adaptive Process of BioPolymers |
Stefan Kuntz,Researcher, |
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18:00 – 18:10 |
Role / Significtion of Cooperation between Japan & Germany |
Hajime Takatsuka, General Director, JETRO Office Munich |
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18:10 – 18:25 |
Introduction of Sugino Technology |
Naoki Sawamura, Sales Manager, |
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18:25 – 18:40 |
Introduction of EXAKT Advanced Technologies GmbH |
Erik Schmidt-Staubach, |
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19:00 |
End of Meeting |
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商品概要
湿式微粒化装置「STAR BURST（スターバースト）」
超高圧に加圧した原料同士を超高速（マッハ4の相対速度）で衝突させることで、微粒化（分散・乳化・粉砕・へき開 【※2】 等）を行う、湿式微粒化装置です。
粉砕媒体を使用しないクリーンな工法で、電子部品材料、電池材料、半導体、顔料・塗料、医薬・化粧品原料など、幅広い用途で導入されています。
用語・補足
※1：フラウンホーファー・生産技術・オートメーション研究所(IPA)
欧州最大の科学技術分野における応用研究機関であるフラウンホーファー研究機構の中でも、最も大きな研究所の一つで、1959年に設立され、約1000人の従業員を擁しています。製造業に関連する組織的・技術的問題を中心に研究開発を行っています。
https://www.ipa.fraunhofer.de/en.html
※2：へき開
ここでは、微粒子化の1つとして紹介しています。
結晶構造の物質が、平らに決まった面で割れる性質のことで、粒子をなるべく破壊せずに、層状の物質をより薄く剥がすことで、原料の機能をより引き出します。
―本件に関するお問い合わせ先―
■株式会社スギノマシン■
プラント機器事業本部
生産統括部 微粒装置部
TEL：（076）477-2572
