2026.02.06
最終更新日: 2026.02.06
  • 技術コラム

【技術コラム】仕上げ面を傷つけないバリ取り【ウォータージェットバリ取り#02】

金属部品の加工時にできる突起を「バリ」と呼び、このバリを除去することを「バリ取り」と言います。人手不足への対応や生産性向上、危険作業の廃止などを目的に自動化のニーズが高まっています。

昇圧した水をノズルから噴射してバリ取りを行う「ウォータージェットバリ取り」は対象ワークに合わせて加工条件を調整することで、ワーク本体へのダメージを極力抑えたバリ取りを行うことが可能です。

研削加工後に発生したバリを除去する際、精度よく加工された仕上げ面に傷がつくと品質の低下や、再製作などによるコスト増につながります。
「ワーク本体にダメージを与えたくない」、「仕上げ面を傷つけずバリを取りたい」。このようなケースにウォータージェットバリ取りは最適です。

研削バリにおけるバリ取りについて

研削バリの特徴

研削加工は仕上げ工程で行われることが多く、1度の加工で削る量が少ないため、研削によって生成されるバリの厚みは比較的薄く、バリの高さも小さいといった特徴を持っています。切削加工に比べると小さなバリですが、高精度な仕上げ面や寸法精度が求められる研削加工において小さなバリであっても無視できないものであり、確実に除去する必要があります。

研削バリに対するバリ取り工法

研削加工は仕上げ加工として行われることが多く、主に高い精度が必要な場所や、きれいな外観が必要な場所に採用されるケースが多いです。したがって研削加工面は小さな傷であってもNGとなることが多く、一般的にバリ取りに使用されている刃物やブラシといったバリ取り工具を使用できないこともあります。

手作業によるバリ取り

ハンドツールに刃物をつけて手作業で行うバリ取りは、手軽にできる一方で作業者によってバリ取り品質にバラツキが生じることがあります。またヒューマンエラーによって必要以上に削りすぎたり、ワークに傷をつけてしまうこともあります。

刃物・ブラシを使用した機械によるバリ取り

近年ではマシニングセンタやロボットにバリ取りツールを持たせてバリ取りを行うことが多く、バリ取り自動化・省人化の一般的な工法の一つです。ブラシによるバリ取りはワーク本体に傷をつける恐れがあります。また、ブラシや刃物の摩耗によってはバリ取り精度にバラツキが生じ、加工が安定しないなどの問題に発展することもあります。

バレル研磨によるバリ取り

バレル加工はワークとメディアの相対運動によって発生する摩擦作用によってバリ取り・エッジ仕上げを行う工法であり、研削加工後のバリ取りに採用されることも珍しくありません。バッチ処理ができるなどのメリットもありますが、大物ワークは対応できないことや、穴や溝のようにメディアが入りにくい形状には向いていないことがデメリットとして挙げられます。

ウォータージェットバリ取り工法の有効性

仕上げ面を傷つけないバリ取り

ウォータージェットバリ取りは対象ワークの材料特性に応じて条件を調整することで母材へのダメージを抑え、バリのみを除去することが可能です。研削加工面のように高精度に加工された仕上げ面を傷つけないバリ取り工法

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