2014.07.01
最終更新日: 2024.07.12
  • 技術コラム

セルロースナノファイバー(CNF)|ウォータージェット製法とは

ウォータージェット(WJ)製法とは

植物由来のセルロースを原料としたナノファイバー素材であるセルロースナノファイバー(CNF)や、キチン・キトサン、シルクを原料とした各種ナノファイバー素材(総称:バイオマスナノファイバー)を製造する方法の一つである、ウォータージェット製法について紹介します。

パルプ化した原料を水に分散させ、最高245MPaに加圧・噴射します。
この、マッハ2のウォータージェット同士を斜向衝突させることで、原料を解し、ナノファイバーを作り出します。
水と原料だけで製造できる、クリーンで画期的な方法です。

ウォータージェット製法のメリット

ウォータージェット製法には、次のようなメリットがあります。

 

  • 水と原料だけで製造するため、人と環境に優しい。
    不純物の混入が極めて少ない。
    連続処理による大量生産ができる。
    重合度や結晶化度など、原料特性を維持できる。
    高粘度や長繊維などの原料にも対応できる。
    繊維長や繊維径などのカスタマイズが容易。

製造設備も全てスギノマシン製

スギノマシンは、1964年の「スギノポンプ」開発以来、ウォータージェットの技術革新を進め、50年以上にわたり、お客様の抱える難題を解決してまいりました。

バイオマスナノファイバーを生み出すウォータージェット製法も、その延長線上にあり、使用する装置は全てスギノマシン製です。

産業機械メーカーだからこそ実現できる製法で、他にはない豊富なナノファイバー素材のラインアップと多彩な特性を実現しています。

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