フローティングバリ取り加工専用カッター C-BF01[裏バリ取り用]

BARRIQUAN C-BF01

裏バリ取りの自動化に最適な逆円錐カッターです。

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バリ取り自動化を実現する「フローティングバリ取り加工」とは

カッターをワーク形状にならわせることで、ワークの削れ過ぎやバリの取り残しを防止する加工方法です。
寸法にばらつきのあるワークや、取付け誤差の生じるワーク、複雑形状を簡易的なプログラムで加工する時に有効です。

汎用カッターとの比較

新開発したC-BF01は、フローティングバリ取り加工に最適化した逆円錐カッターです。

CASE01

CASE02

CASE03

カッター「C-BF01」の特長

材質・製法

超微粒子超硬を採用。
機械加工での使用を想定し、高速回転対応のため、ロウ付けではなく、超硬ソリッド削り出しを採用しました。

刃形状

刃数が26枚で、高送り加工やカッターの長寿命化が期待できます。バリ取りに最適なねじれ刃で切れ味が良く、2次バリの発生を抑制します。

最小加工穴径Φ13

Φ13以上の穴からご使用いただけます。

加工事例

ワークの輪郭・エッジのバリをワンパスで除去

パイプ横穴の加工プログラムを効率化

使い方

カッターは、BARRIQUAN・機械と組み合わせて使います。

マシニングセンタとの組み合わせ

ロボットとの組み合わせ

加工条件と仕上り

寸法

使用上のご注意

本カッターは、フローティング加工専用カッターです。フローティング機構のない回転機器はご使用になれません。
使用可能範囲を超えて使用した場合、カッターの折損・事故の恐れがあります。使用要領を守ってご使用ください。

使用要領

  • 加工不可範囲:加工できない範囲です。カッター直径Φ6以下は使用しないでください。
  • 加工可能範囲:カッター直径Φ6~Φ12です。
  • オフセット:カッター中心から工作物表面までの差のことです。カッターの中間点4.5mm推奨です。(※加工見込み面取りC1.5以下を想定)

カッターの干渉と脱落に関するご注意

オフセット量が小さすぎる場合

オフセット量が小さすぎる場合、シャンクとワークが干渉します。
推奨オフセット量は4.5mmです。

オフセット量が大きすぎる場合

オフセット量が大きすぎる場合、カッターの側面とワークが
干渉します。

加工部位の曲率がカッター形状より小さい場合

加工部位の曲率がカッター形状(45°)より小さいと、カッターがパイプ内径に接触し、外周干渉します。
パイプ加工の際は、パイプ内径に対し、横穴の大きさは1/3以下でご使用ください。

急激な段差を乗り上げる場合

これらに注意してご使用ください。

裏バリ取りカッターC-BF01に適合するBARRIQUAN

裏バリ取りカッタC-BF01は、10mm伸縮するフローティング機構を備えたツールホルダまたはスピンドルモータに取り付けてお使いいただけます。

マシニングセンタ用 ツールホルダ
BCT10-10

ロボット用スピンドルモータ
BCT10-40M

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