湿式微粒化装置「スターバースト」についてのQ&A
- Q1 湿式微粒化装置のメリットは何ですか?
- Q2 処理能力はどのくらいですか?
- Q3 処理できる材料はどのようなものがありますか?
- Q4 湿式微粒化装置で処理すると、どのくらい細かくなるのですか?
- Q5 どのくらいのスラリー濃度のものが処理できますか?
- Q6 不純物は混入しませんか?
- Q7 どのような工程で微粒化するのですか?
Q1 湿式微粒化装置のメリットは何ですか?
他の微粒化装置、例えばボールミルやジェットミルに比べてエネルギー密度が高いため、短時間で微粒化が可能です。
さらにボールやビーズなどの粉砕媒体を使用していないため、不純物の混入が極少です。またシャープな粒度分布が得られます。
Q2 処理能力はどのくらいですか?
湿式微粒化装置の処理能力は、圧力とチャンバーノズル径によって異なります。
標準機の処理能力は下表のとおりです。
ミニ機 | ラボ機 | 中型機 | 大型機 | ||||||
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機種名 | HJP-25001 | HJP-25005 | HJP-17007 | HJP-25030 | HJP-17046 | HJP-25060 | HJP-16090 | HJP-25080 | HJP-16140 |
吐出圧力 (MPa) | 245 | 245 | 170 | 245 | 170 | 245 | 160 | 245 | 160 |
ノズル径 (mm) | 0.1 | 0.1 | 0.13 | 0.2 | 0.3 | 0.3 | 0.5 | 0.35 | 0.5 |
処理能力 (L/hr) | 6 | 32 | 50 | 144 | 270 | 324 | 465 | 441 | 727 |
Q3 処理できる材料はどのようなものがありますか?
チタン酸バリウム、シリカ、フェライトなどのセラミックスや金属の電子材料、有機顔料などの塗料、トナー、インク原料、医薬品、化粧品、食品など、産業界のあらゆる材料が処理できます。
Q4 湿式微粒化装置で処理すると、どのくらい細かくなるのですか?
湿式微粒化装置の処理例をいくつか示します。
材料、初期粒径、Pass回数によりますが、ナノオーダーまで微粒化できます。
Q5 どのくらいのスラリー濃度のものが、処理できますか?
弊社テストセンターでは固形分濃度50%以下(粘度2000mPa・s以下)を目安としています。
スラリーの特性により高粘度、高濃度の処理実績もありますのでご相談ください。
Q6 不純物は混入しませんか?
スギノマシンの湿式微粒化装置では粒子の相互衝突にて粉砕を行いますので、不純物の混入がほとんどありません。
このため、電子材料、医薬品、化粧品、食品などの微粒化に安心して利用できます。
Q7 どのような工程で微粒化するのですか?
「粉体または乳化物の前処理(スラリー化)」→「加圧」→「斜向衝突」→「冷却」※状態によりここまでの過程を繰り返します→「取出し」