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エア送り式ドリリングユニット 「セルフィーダ エレクトリック」についてのQ&A

エレクトリックQA

Q1 セルフィーダ <エレクトリック> の早送り速度はどれくらいですか?

適正値は50~100mm/sec です。

 

Q2 アジャスタブル・スピンドルノーズとは何ですか?

NTツールまたは黒田精工から販売されているアジャスタブル・ホルダ(多軸用クイックホルダ、スタブホルダ)を取付け可能な形状にしたセルフィーダのスピンドル仕様です。

アジャスタブル・ホルダは機外であらかじめ工具の出代調整を済ませておき、工具交換時のダウンタイムを最小に抑えることができるアダプタです。

注:当社ではホルダ本体は取扱いをしておりません。お客様にてご準備ください。

 

Q3 エレクトリックとメカトリックは、何が違うのですか?

エレクトリック … 送り機構がエアシリンダによる空圧制御です。
メカトリック   … 送り機構がサーボモータとボールネジによる電子制御です。

スピンドルの回転機構はほとんど同じで、インダクションモータの回転をタイミングベルトによりスピンドルに伝達しています。

 

Q4 どのようにセルフィーダを選べばよいのですか?

選定は使用条件やコストなどを考慮しなければなりませんが、エレクトリックは単一品の大量生産に適しています。

一方、メカトリックはプログラムを多数登録できるため、多品種生産に適しています。

またメカトリックは送りが安定しているため、“バリの低減” や “工具寿命の延長” などのメリットがあり、ランニングコストが安価になります。

 

Q5 油圧スライドテーブルを使用した穴あけ加工と、メカトリックを使用した加工の違いは何ですか?

メカトリックを使用した場合、プログラムを多数(外部サーチ40個)登録できるため、多品種同時生産やワークの設計変更に容易に対応できます。

またステップ送りやスキップ送りなど、12種類の加工パターンから最適な加工パターンを選択できますので、プログラム作成が容易で、併せて工具寿命の延長や加工面粗度向上に効果があります。

油圧スライドテーブルとスピンドルユニットの組合わせでは、1本35,000円の超硬バニシングドリルで3,000個しか加工できなかったものが、25,000個加工できるようになったという事例もあります。