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自動ボール盤型スタンド 「スタンドリル」についてのQ&A

スタンドリルQA

Q1.「スタンドリル」とは何ですか?

セルフィーダ、シンクロタッパを使用し、簡単に自動ボール盤を製作できるスタンドです。キット販売が基本ですが、ご要望により組み付け販売いたします。(最寄の営業拠点にご連絡ください。)

 

Q2.「自動ボール盤」とはどういう意味ですか?

STARTボタンを押すだけでスピンドルが回転・前進し、設定した位置(加工終了点)で後退します。何度同じ動作を繰返しても、設定した位置のバラつきが少なく、安定した加工(生産)ができます。
セルフィーダを取付けた場合は、コントローラUC-61形の使用により自動ボール盤として、STD(標準動作)・DWELL(ドゥエル・・・設定位置で0.1秒から最大30秒停止)・STEP(ステップフィード・・・深穴等の加工で何回か前進・後退を繰返し切屑の排出を効果的に実行する加工)の選択が可能です。
また、シンクロタッパを取付けた場合は、自動タッピング盤として加工が可能です。

 

Q3.他社のボール盤形スタンドとの違いは何ですか?

  1. スタンドリルは、自動車産業で多数採用された実績と耐久性で高い評価をいただいているセルフィーダ専用に開発したものです。
  2. セルフィーダを取付けるブラケットがコラムを中心に旋回します。これにより、限られたスペース内で、加工エリアを有効に使えます。

 

Q4.ブラケットが旋回した場合、心出し作業後にセルフィーダの心がずれることはないですか?

ブラケットが旋回した場合、コラムを中心にセルフィーダ位置はずれます。ブラケットの位置を移動された場合、再度の調整作業が必要です。
ガイドバー(オプション)を取付けることにより、旋回方向の回転を抑制することができます。

 

Q5.ワークの段取り替えに時間がかかることはありませんか?

スタンドリルはハンドルを回せばブラケットが上下する構造になっています。
ワークおよびクランプ治具を交換し、その後ハンドルでワークと刃先との距離を調節しますので、段取り替えは短時間で済みます。

 

Q6.組付・調整作業時間はどの程度ですか?

コントローラUC-61形には配管済みのエア機器が一式組付けされています。
組付け品をご指定の場合、お客様はメインエアと電源ケーブルを接続するだけで、各種調整・設定を含め、即日稼動が可能です。(治具などの取付け調整を除きます。)

 

Q7. 1台のコントローラで複数のセルフィーダを制御できますか?

標準コントローラUC-61形はセルフィーダ1台のみの制御です。特別仕様として3台のセルフィーダを制御できる据置形コントローラを製作した実績があります。

 

Q8.フレックススタンドとの互換性はありますか?

FS-74相当の部品を使っているため、全く問題ありません。
ただし、ベースサポート(ベースクランプに相当)の取付け穴のピッチがフレックススタンドと異なりますので、ご注意ください。