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ウォータージェットカッタについてのQ&A

Q1 なぜ水で切断加工ができるのですか?

みなさんはホースの先を指で押さえて水を飛ばしたことがありませんか。ホースの先を押さえて出した水は勢いが強く、また遠くに飛びます。

この原理がウォータージェット切断加工の原理です。水圧を高くし、水を出す穴を細くすることで、水が鋭利な刃物に変身します。

ウォータージェット切断加工では、392MPa(約4,000気圧)という非常に高い水圧を使用します。これは水道水の約2,000倍の水圧に相当し、加圧水は音速の約3倍となる、ものすごいスピードで飛び出します。

この水が加工物に当たった時に発生する衝突力で、あらゆるモノを切断加工します。

 

Q2 ウォータージェットで何を切ることができますか?

ウォータージェットによる切断加工には、超高圧水だけで切断加工する「ウォータージェット切断加工」と、超高圧水に研磨材を混入させた「アブレシブジェット切断加工」があります。

  1. ウォータージェット切断加工
    ・・・ゴムやナイロン、紙、布、プラスチックなどの比較的軟質な材料を切断加工できます。また、”ますの寿司”のような食品の切断加工にも適しています。
  2. アブレシブジェット切断加工
    ・・・金属(アルミ、チタン、銅、鉄鋼など)やガラス、複合材、石などの硬質材を切断加工できます。

 

Q3 どのような分野で使用されているのですか?

身近なところでは、自動車部品のフロアカーペットや天井材、ドアなど、ウォータージェットを用いて製造されています。
また、ユニットバスや石膏ボード、化粧板、線香、プリント基板など、幅広い産業、分野で使用されています。

 
▲自動車内装材のトリミング

 

Q4 ウォータージェット切断加工の特長は何ですか?

次のような特長があります。

  1. 切断加工時に熱が発生しない
  2. 粉塵が発生しない
  3. 複雑な形状の切断加工が可能
  4. 脆性材、硬質材の切断加工が可能
  5. 切断加工代が小さい
  6. 切断加工面の濡れが少ない

 

Q5 ウォータージェットで切断加工するためにはどのような機器が必要ですか?

一般的に次のものが必要です。

  1. 超高圧水を発生させるための超高圧ポンプ
  2. ノズルもしくはワークを移動させる切断装置
  3. 超高圧水を導き噴射させるための、超高圧配管、スイベルジョイント、ノズル、オンオフバルブ等の超高圧アタッチメント
  4. 超高圧ポンプに給水するための、給水フィルタユニット
  5. アブレシブジェット切断加工においては、アブレシブを供給するための自動アブレシブ供給装置

 

スギノマシンのウォータージェットカッタはこちらです

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