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ウォータージェットによる切断加工とは

katana2cutting「ウォータージェット(WJ)による切断加工」とは、水を最高600MPa(約6,000気圧)に加圧し、小径ノズル(Φ0.1mm)から噴射、高速・高密度な超高圧水のエネルギーを利用して、対象物を切断加工する工法です。
超高圧水発生ポンプで加圧された水は、音速の約3倍に達し、破壊力のあるウォータージェット(WJ)が生まれます。

その用途は多岐にわたり、身近なところでは、自動車のルーフ材やダッシュボード、バンパの切断加工。コンクリート構造物の切断・解体。新素材を使用した航空機の機体の切断加工などに利用されています。

特長

  1. 熱影響がない
    ・・・ウォータージェットによる加工は、ドリルなどの工具が対象物に触れない非接触加工のため、熱の発生がなく、対象物の変質・変色などが全くありません。
  2. 対象物の制限がない
    ・・・微量の超高圧水で加工を行うため、切断加工面の湿潤はわずかです。レーザー切断などのように、対象物の制限がありません。
  3. 形状切断・加工ができる
    ・・・任意の点から任意の形状に切断・切抜きができます。さらに、2次元だけでなく、3次元の立体形状加工も可能です。
  4. 環境にやさしい
    ・・・大気への粉塵の発生がなく、作業者や環境への影響がありません。
    また、水と砂(研磨材)だけで加工できるため、環境にやさしい工法です。

ウォータージェット切断加工のタイプ

当社では、ウォータージェットによる切断加工を、能力の違いで次の2タイプに分類しています。

ウォータージェット切断加工

ウォータージェットだけで、切断加工を行うタイプです。
硬質材の切断加工には適しませんが、木材・樹脂・ゴムなどの軟質材の切断加工に適しています。

  • 主な切断加工材料:建材、ゴム、発泡材、紙、布、食品 など

WJCsample1

アブレシブジェット切断加工

切断加工能力を高めるために、ウォータージェットに研磨材(アブレシブ)を混入させて、噴射・加工を行うタイプです。
研磨材を混入させることで、チタン・ステンレス・アルミなど金属などの硬質材や積層材の切断加工が可能となります。

  • 主な加工材料
    CFRP(炭素繊維強化樹脂)、チタン、ステンレス、アルミ、ガラス、セラミックス、コンクリート など

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ウォータージェット(WJ)切断加工はこちらの商品で行えます

waterjetcutter information

  ウォータージェットカッタ