シルクナノファイバー BiNFi-s(ビンフィス)シルク

シルクナノファイバー(シルクを原料としたナノファイバー素材)のご紹介です。
シルクナノファイバーとは

シルクは、蚕(カイコ)の繭から作られる天然素材で、「セリシン」と「フィブロイン」という2つのたんぱく質で構成された繊維状物質です。
このシルクを、独自のウォータージェット技術で解繊しナノファイバー化したものが、シルクナノファイバー「BiNFi-s(ビンフィス)シルク」です。
スギノマシンは、自社製の湿式微細化装置の専用機を用いて、原料のシルクを効率よくナノファイバー化する製造方法を富山県産業技術研究開発センター(旧:富山県工業技術センター)との共同研究で開発しました。(共同で特許出願済み)。
※ナノ:10億分の1
シルクナノファイバーの特徴
シルクは従来から粉末やエッセンスとして化粧品に配合されており、肌細胞の活性化、保湿機能、紫外線カット等に効果があることが知られています。
一方、シルク粒子は強固な結晶構造のため、1µm(ミクロン:1mmの1000分の1)以下のサイズへの微細化が困難で、均一な分散や塗布に課題がありました。
シルク粒子をナノファイバー化することで、下記の機能が付与でき、化粧品や医療材料等への応⽤が期待できます。
- ナノファイバー化による比表面積の向上
チキソ性の付与による増粘性
増粘効果による粒子の分散安定性向上
成形・成膜が粒子よりも容易
安全性評価
動物実験代替法およびパッチテストによる安全性評価の結果を示します。

仕様・提供形態
名称: BiNFi-s(ビンフィス)シルク
型式: KCo-30005
形態: 5wt%水分散体 (ゲル状)
色 : 乳白色
繊維サイズ: 直径 約100 nm、長さ 数µm
提供単位: 250g(内蓋付ポリ容器)
効果
乳液への添加効果
BiNFi-sシルクを0.5wt%配合した乳液では、未添加乳液と比較して、保湿効果が持続します。

粘度特性
触感改良材として、増粘性やチキソトロピー性を付与できます。

応用事例とテクニカルレポート
テクニカルレポートでご紹介している応用事例
オイルの乳化(オイルゲル化)への応用
UV(紫外線)カット能力
構造体への補強効果(細胞培養基材の作製例)
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