2024.06.11
最終更新日: 2024.10.03
  • 事例

スターバースト処理事例 カーボンナノチューブの分散

カーボンナノチューブ(CNT)を微粒化処理した事例を紹介します。
「スターバースト」処理により、CNTのチューブ構造をなるべく切らずに、凝集体を均一に分散させます。

原料処理の動画

カーボンナノチューブの特徴

CNTには以下の特徴があります。

1.導電性が高い

CNTは導電性が高く、リチウムイオン電池電極の添加剤などに利用されています。

2.直径がナノサイズのチューブ構造で、粒子は強固に凝集

CNTの粒子の凝集体を「スターバースト」で分散できれば、比表面積が高まるため、導電性が飛躍的に向上します。

CNTの分散

「スターバースト」でCNTを処理することで、チューブ構造をなるべく切らずに、凝集体を均一に分散させることができます。

処理条件

次の条件でCNTを「スターバースト」で処理します。

原  料: 濃度3wt%のCNTスラリー

処理装置: HJP-25001/ボール衝突チャンバー(φ0.10)

圧  力: 245MPa

pass回数: 3回

処理前と処理後の比較

処理前と処理後のCNTを比較しました。処理後のCNTは分散性が向上しています。

処理装置

今回使用した装置は「スターバーストミニ」です。

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