2024.09.27
最終更新日: 2024.10.01
  • 導入事例

【導入事例動画】自動溶接ロボットシステム【いしぐろ造形工房様】

モノづくりから、コトづくりへ。

有限会社いしぐろ造形工房様

インタビュー

有限会社いしぐろ造形工房様(石川県小松市 代表取締役 金田 和歌様)は、1970年に創業され、パーティーションメーカーの一次サプライヤーとして製造を担っております。

板金製造業の取り巻く課題

板金製造業には必ず溶接の工程がありますが、実はここが一番自動化が遅れています。その前工程までは、かなり高度な自動化が進んでいますが、溶接工程は、未だ人が中心になっているため、近年増加している多品種少量生産の工場では、どうしてもそこがボトルネックになります。加えて労働環境としては3Kといわれている工程に属するため新規採用も難しく、高度なスキルを技術伝承することも困難になっており、それらが大きな課題となっています。

導入の決め手は最適なシステムの提案

これら人材不足に対応するだけでなく、繰り返し生産していく中で、高品質を保ち、且つプラスアルファの付加価値を提供できる新しい何かを探していたところ、最適な溶接ロボットシステムの提案がありました。特に最新のセンシング技術で、熟練者の技を継承できる仕組みが導入の決めてとなりました。前工程のバラつきを補正しながら、きれいに溶接できる、また複雑な形状については、シュミレーターをを使ってプログラムを事前に作って、加工ができる点などに魅力を感じました。

実際使ってみてのご感想

シュミレーションソフトで作成したプログラムを、ロボットシステムが忠実に再現してくれるので、溶接経験がない人でも、熟練者の技を再現できる便利なツールだと感じています。最近よく見かける協働ロボットをダイレクトティーチングしているシステムと比べても、段取り時間や実際の溶接の仕上がり具合も良好で溶接が初めての人でも十分使えるレベルになっています。

今後の展望、スギノマシンに期待されていること

今回の自動溶接ロボットシステムは、板金製造業の課題を解決し、建築関連製品に限らず付加価値の高い製品の製造と技術継承を客観的データに基づいて実現することを目的として導入されました。このシステムの大きな利点は、モノづくりに精通していない初心者でも簡単に操作できる点です。いしぐろ造形工房様では、モノづくりに悩む方々のためのラボのようなものを構想されています。そこでは、様々な試作品の製造に取り組むことができ、53年にわたり築き上げてきたモノづくりのノウハウを活用し、新たな技術や手法に挑戦する機会を提供できればと思われています。そのためにも、スギノマシンがこれまで自動車、航空宇宙、エネルギーなど多岐にわたる業界で培ってきた技術を、いしぐろ造形工房の発展に注ぎ込み、さらなる飛躍を目指されています。

インタビュー動画

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溶接ロボットシステム

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