【ニュースリリース】富山高専と企業コラボ型授業を実施
ー スギノマシンの技術で社会課題解決を目指す ー
2025年7月23日
株式会社スギノマシン(富山県滑川市)は、人材育成および教育・研究環境の向上を目的として、独立行政法人 国立高等専門学校機構 富山高等専門学校(以下、富山高専)と企業コラボ型授業を2025年4月より実施し、7月16日には最終発表会が行われました。富山高専とのコラボ授業は当社では初の取り組みとなります。本授業では、学生たちが当社の技術を活用し、社会課題の解決に向けた研究、製作活動を行いました。
本授業での試作品や制作物は、11月8日・9日に富山高専 本郷キャンパスで開催される「第17回高専祭-志峰祭-」にて展示される予定です。


概要
本取り組みは、2025年4月から7月にかけて実施された、富山高専の授業「特別演習」(対象:エコデザイン工学専攻科1年生)において行われました。授業では当社の技術である「超高圧水技術」「ロボット技術」「セルロースナノファイバー」を活用した社会課題の解決をテーマに、学生がチームで研究・製作に取り組みました。当社は学生に対し、技術説明やアドバイスを通じて、アイデアの具現化や試作の実現に向けたサポートを行いました。
対象授業: 特別演習(PBL[Project Based Learning]授業)
参加者 : エコデザイン工学専攻科1年生 11名
授業期間: 2025年4月~7月
コラボ内容: スギノマシンの技術を活用した社会課題の解決をテーマに研究・製作。工場見学受け入れや技術者との意見交換(オンライン含む)。
各チームの検討内容:
「超高圧水技術」チーム…ウォータージェットカッタを利用した組立式家具の製作
「ロボット技術」チーム…スギノマシン製AMRを利用した自動搬送アタッチメントの製作
「セルロースナノファイバー」チーム…BiNFi-sを利用した植物培養
参加した学生のコメント:
「企業の技術者と直接意見交換をしながら、ものづくりができる機会は貴重だった。」
「大量生産の実現性や製品の強度といった思考の大切さを学んだ。」
「ターゲットを意識したものづくりの重要性を実感した。」など
授業の様子

初回オリエンテーションの様子

工場見学の様子

ウォータージェットカッタでの切断テストの様子

スギノマシン製AMRを用いたテスト運転の様子
今後の展望
本授業で得られた知見をふまえ、社会に貢献できる技術者の育成をめざし、検討を進めてまいります。当社は今後も教育機関や地域社会と連携し、次世代を担う人材育成につながる取り組みを推進してまいります。