【ニュースリリース】スイングアーム式コラムロボット 小型タイプを開発のお知らせ
2020年11月17日
産業機械メーカーの株式会社スギノマシン(富山県魚津市、代表取締役社長:杉野良暁)は、産業用ロボット「スイングアーム式コラムロボット」の軽可搬・小型タイプを開発しました。構造をシンプルにすることで、高速・軽量化を実現しています。工作機械内へ組み込んで使用できます。
本商品は、11月16日から開催される「JIMTOF2020 Online」 ※1に出品し、動画などで紹介します。
装置概要
高剛性、狭小空間に設置可能、容易なシステム化などが特長の、産業用ロボット「スイングアーム式コラムロボット」の新タイプ(ラインアップ拡充)です。
工作機械の室内に組み込んでのワークの搬入出作業を想定し、制御軸数を最適化することで軽量と更なる小型化を実現しました。軽量なアームと高剛性なリンク構造により高速動作が可能です。(特許出願済み)
開発背景
工場内の人手不足解消や自動化のニーズが高まる中、工作機械におけるワーク(加工対象物)の搬入出など作業の自動化に最適なロボットとして開発しました。当社の小型工作機械に設置した際の親和性を考慮しています。
特長
コラムロボットの特長(従来機同様)
(1)ロボット本体上部へアームの飛び出しなし。
(2)狭いエリアでの作業が可能。
(3)独自構造により、剛性や直進性が高い。
新機種の特長
(1) 軸構成が4軸(従来機種:6軸)とシンプルで、高速・軽量・コンパクト
(2) コンパクトながら広い可動範囲(上下ストローク390mm)を実現
(3) 可搬質量は、標準で7kg(従来機種:15kg)
(4) NCでの操作に対応。工作機械に慣れた方が導入しやすい制御方式に対応。
仕様等
商品名 | スイングアーム式コラムロボット(小型タイプ) |
型式 | CRb007H4(水平形) |
用途 | ・工作機械内での搬送・付帯動作・生産ラインでの小型部品の搬送
・加工後および洗浄後のエアブロ ・加工エッジ部のバリ取り など |
制御軸数 | 4軸 |
外観寸法 | 幅609×奥行き227×高さ631mm (折り畳み状態におけるアーム部寸法) |
可搬質量 | 7kg |
販売開始時期 | 2021年4月
JIMTOF 2020 ONLINE (2020年11月16日~27日)に展示 |
用語・補足
*1 JIMTOF 2020 ONLINE
西暦偶数年に開催される、国内最大級の工作機械見本市です。新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、当初予定していた東京ビッグサイトでの開催から、オンライン開催に変更となりました。
【会期】2020年11月16日(月)~11月27日(金)午後5時
※2020年11月27日(金)午後5時~12月11日(金)午後5時まではアーカイブ期間
【会場】オンライン
【主催】一般社団法人日本工作機械工業会/ 株式会社東京ビッグサイト
【URL】 http://jimtof.org/online/jp/
―本件に関するお問い合わせ先―
■株式会社スギノマシン■
新規開発部 開発プロジェクトグループ(魚津本社)
TEL:(0765) 24-5118