【ニュースリリース】半自動運転で作業効率向上!ウォータージェット作業専用 クローラ式小型ロボットを販売
2021年11月29日
産業機械メーカーの株式会社スギノマシン(富山県魚津市、代表取締役社長:杉野 良暁)は、ウォータージェット作業専用クローラ式小型ロボットを2022年4月に販売開始します。
本商品は12月1日(水)~3日(金)に東京ビックサイトで開催される「2021洗浄総合展」*に出品します。(ブースNo.西ホールW-44)
1. 商品概要
ウォータージェットによる洗浄・はくり・はつり作業を省力化する多関節アーム搭載型クローラ式小型ロボットです。小回りの利くコンパクト設計で、作業足場分の幅を通行できます。無線遠隔操作、300 Nの許容噴射反力、半自動運転機能により、安全かつ高効率なウォータージェット作業に貢献します。
2. 開発の背景
ハンドガンによるウォータージェット作業は、全身に防護服を着用の上、超高圧水の噴射反力に長時間耐える必要があり、作業者の大きな負担になっています。
そこで、作業者の負担を大幅に軽減し、より安全な作業を提供することをコンセプトに、多関節アームにウォータージェットガンを持たせた無線遠隔操作が可能なクローラ式小型ロボットを開発しました。
3. 特長
無線遠隔操作
遠隔操作により作業者の安全を確保します。ケーブルの絡まりや断線を解消することもできます。(高圧ホースは有線です)
コンパクト設計
装置幅が500 mmとコンパクトで、他社製のロボットでは侵入できない場所での作業が可能です。
許容噴射反力300 N
高圧大流量のウォータージェット作業に対応できます。人が持てる噴射反力よりも大きな噴射反力を把持できるので、作業効率が向上します。
半自動運転機能
始点と終点をティーチングすれば、操作盤のボタンを押している間のみ、矢印の軌跡通りにノズルが自動で左右に動いて施工する機能です。簡単設定で操作者の負担を軽減でき、作業効率向上に繋がります。
半自動運転イメージ
4. 仕様等
商品名 | ウォータージェット作業専用 クローラ式小型ロボット |
用途 | 高速道路、橋脚、ビル内外壁等のコンクリートはくり/はつり
車両、船舶、タンク等の塗膜除去 熱交換器、配管等の外面洗浄 |
外観寸法 | 全長約940 mm × 幅500 mm × 高さ1620 mm |
質量 | 約330 kg |
許容噴射反力 | Max. 300 N |
走行速度 | 1.4 km/h |
施工範囲 | 正面・・・幅500 × 高さ2000 mm
床 ・・・半径1200 mm × ±30 ° 天井・・・半径900 mm × ±30 ° |
バッテリー | DC 48 V、持続4時間、交換/プラグイン充電兼用 |
販売価格 | 2000万円~(税抜) |
販売開始時期 | 2022年4月 |
販売目標 | 初年度10台/年 |
販売地域 | 国内 |
6. 用語・補足
*1 2021洗浄総合展
洗浄機器・システム・洗浄剤など産業洗浄に関する最新製品・技術を展示・公開する展示会です。
URL :https://biz.nikkan.co.jp/eve/senjyo/
日 時 : 2021年12月1日(水)~12月3日(金) 10時~17時 3日間
会 場 : 東京ビッグサイト 西ホール
―本件に関するお問い合わせ先―
■株式会社スギノマシン■
プラント機器事業本部 生産統括部
第一技術部 応用開発課
TEL:(076)477-2556