ロボットマシニングユニット SELFEEDER DUO Robot Edition(セルフィーダ)

SELFEEDER DUO
Robot Edition

「SELFEEDER DUO Robot Edition」は、産業用ロボットの先端に取り付けて、ロボットによる切削加工を可能とするロボットマシニングユニットです。

穴あけ・ねじ立て加工はもちろんのこと、ロボット単体では難しいとされる高精度なフライス・エンドミル加工も可能です。

産業用ロボットを汎用性の高い切削加工機に変え、ものづくりの現場に新たなソリューションを提案します。

ロボット切削加工とは

ロボットにスピンドルユニットを取り付け切削加工を行う工法です。自由な角度や姿勢からアプローチできるため、大型ワークの多面加工が省スペースで実現します。

SELFEEDER DUO Robot Edition とは

ドリリング・タッピングユニットのベストセラー「SELFEEDER(セルフィーダ」のロボット切削仕様です。 主軸と送り軸の両方にサーボモータを使用した汎用モデル「SELFEEDER DUO」に、高精度なロボット切削に必要不可欠な3つの仕様を搭載しています。

特長

① スピンドル送り機構

送り機構にはリニアガイドとボールねじを採用し、加工の一連動作を全て担います。ロボットは姿勢を決めて位置決めを行うだけとなり、ロボットの剛性や軌跡精度に依存しない高精度加工を実現します。

② 高剛性スライドユニット

ロボットよりも高い動剛性と真直度を持つスライドユニットを搭載。 ロボットは加工位置で止まったまま、スライドユニットがフライス・エンドミル加工の動きを担い、ロボット単体では達成困難な高い平面度を実現します。

③ 送り軸負荷検知制御システム(AFAS)搭載

送り軸にかかる加工負荷を検知し、最適な加工条件に自動で切り替えるシステム「AFAS」を搭載しています。 これにより 細かい加工ストロークの設定が不要となり、ロボット切削加工がより簡単に、より効率的に行えます。

AFASの効果
■ ツール先端の食いつきを検知
・ 切り込み速度を落として、ロボットのふらつきを抑制
・ ダイカスト部品の寸法のバラつきやたわみ、
曲面形状による加工開始点のズレを自動補正

■ 加工後のツールの抜けを検知
・ 送り速度を落として、抜けバリの発生を抑制

■ 複合材加工時の材質の違いを検知
・ 材質ごとに最適な加工条件に自動調整
・ 材質の厚みに合わせた事前のストローク設定が不要

④ #30・ATC対応スピンドル搭載

ロボットマシニングに必須なATC機能を標準搭載。1台で様々な加工に対応できます。 システムをコンパクトに設計できるため、ユニットチェンジに比べて大幅なコストダウンが見込めます。

専用のツールマガジンと組み合わせることで、ロボットを動かさずにツールチェンジを行います。 高度なティーチング技術を必要とせず、高速ツールチェンジを安定して行えます。

SELFEEDER DUO Robot Edition 商品動画

主な仕様