2014.07.01
最終更新日: 2024.07.12
  • Q&A

よくある質問(FAQ) バイオマスナノファイバー BiNFi-s

BiNFi-sについて

Q

内容成分は何ですか?

A

水とバイオマスだけで、防腐剤等は添加していません。使用環境やご要望によっては防腐剤を添加することも可能ですので、別途ご相談ください。

Q

種類はどのようなものがありますか?

A

繊維長の異なる5種類のセルロースやカルボキシルメチルセルロース、さらにキチン、キトサン、シルクと合計9種類を取り揃えています。原料にはそれぞれ特徴がありますので、用途に合わせてお選びください。「まずは試してみたい!」という方に最適なトライアルセット(8種または5種のセット)​も販売しています。

Q

どのようなものに使用されていますか?

A

樹脂やゴムへの補強材、ガスバリア剤などの研究が先行していますが、水系の塗料や接着剤、水系ポリマーでは、実用化研究が進んでいます。「BiNFi-s」は水分散体であるため、水溶媒の添加混合では、良好な結果が得られています。また、クリーンな食品添加物由来原料を利用したナノファイバーは化粧品材料や医薬関連材料への応用も進んでいます。

Q

繊維径はどのくらいですか?

A

繊維径は10~50nm程度です。炭素繊維が5~7μm、人工的に製造される石油系のナノファイバーが数百nmですので、非常に細いナノファイバーであることが分かります。

Q

アスペクト比はどのくらいですか?

A

SEMでの画像観察では100以上のアスペクト比を確認しています。また、当社のウォータージェットによる解繊法ではある程度長さを維持したままナノファイバー化できるため、原料の前処理を最適化することでアスペクト比の異なるグレードを提供できます。

Q

微細化すると重合度や結晶化度は変化しますか?

A

ナノファイバー化の手法によって、残存する重合度や結晶化度は大きく異なります。当社のナノファイバーは原料の70%前後の重合度、結晶化度を維持した状態でナノファイバー化できます。この値は現存する手法では最も高く、重合度や結晶化度を維持することで、補強効果や耐熱性が向上します。

販売について

Q

水分散体でしか販売していないのですか?

A

供給量は限られますが乾燥粉末、樹脂やゴムのマスターバッチ品、各種成形品などのサンプルも販売しています。

Q

サンプルはありますか?

A

現在サンプルの無償提供は行っていません。トライアルセット(8種または5種のセット)の購入をご検討ください。

Q

商品の提供方法はどのようなものですか?

A

BiNFi-sセルロース、キチン、キトサンのスラリー品は、1kgずつ真空パックしています。BiNFi-sシルクは250gの樹脂ボトル、BiNFi-sドライパウダーはアルミパウチ容器にて提供しています。
※大型の容器(バックインボックス、ドラム容器など)での納品も承っています。

Q

大量発注は可能ですか?

A

スラリーであれば日産1トンでの対応が可能です。乾燥粉末、マスターバッチ品、各種成形品等については別途ご相談ください。

Q

納期はどのくらいかかりますか?

A

納期は1~3週間程度となります。※繁閑期、購入量によって異なります。

スギノマシンについて

Q

スギノマシンは装置メーカーだと思いますが、材料を販売しているのでしょうか?

A

バイオマスナノファイバー「BiNFi-s(ビンフィス)」の材料販売を行っています。当社は製造装置のメーカーですが、新規事業として先端材料の製造販売にも取り組んでいます。

Q

製造装置は市販の装置とは違うのですか?

A

異なります。「BiNFi-s」を製造するための特殊専用装置を自社開発し、製造しています。

Q

どのような環境で製造しているのでしょうか?

A

クリーンルームにて製造を行っています。詳しくは受託加工のページにて紹介しています。

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