#30 小型・横形マシニングセンタ 「セルフセンタ SC-H30a」
量産加工で必須の「長時間無人加工」と、バリ取り自動化の要となる「バリの制御」の両立をコンセプトとした高剛性・横形マシニングセンタ
長時間無人加工
機械室分離、センタトラフ構造でチョコ停防止
自動搬送システムとの組み合わせ
高精度深穴加工
Z軸テーブル移動方式で高い真直性を実現
最大ツール長450mm
バリ制御
ツール71本搭載。バリが大きくなる前に工具交換
工具寿命の最適化を図りバリの大きさをコントロール

「長時間無人加工」とは
機械のチョコ停の90%以上は切りくずによる不具合が原因です。
そのため、長時間無人加工を実現するためには、加工室内に切りくずを堆積させないことが重要です。
SC-H30aは、加工室内の配線・配管を極限まで少なくし、切りくずの排出性の良いセンタトラフを採用しました。合わせて、ツール本数71本の実現及び自動搬送システムとの組み合わせにより、長時間無人加工を可能としています。
「バリの制御」とは
バリ取りを自動化するには、バリ取り工程だけでなく、バリが出る工程での制御が重要です。
様々なバリ制御技術を用いてバリが大きくならないように制御したとしても、工具の摩耗を起因とするバリの肥大化は抑えることは難しいです。そこで、SC-H30aは寿命が短い工具を多数ストックできるよう、最大71本のツールを搭載可能としました。
これは同クラスの横型マシニングセンタでは業界最多です。横型マシニングセンタはB軸回転だけで外周加工できる構造のため、バリ取り加工においても優位性があります。
商品紹介動画&VR
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1.長時間無人加工
切りくずを機内に堆積させず、チョコ停を防ぎます。また自動搬送システムとの組み合わせにより長時間無人加工を実現します。
(1)機械室・加工室の完全分離
駆動部への切りくず、クーラントの侵入を低減
- ボールねじ、ガイドの長寿命化
- メンテナンス性向上
(2)センタトラフ構造
切りくずの堆積を防ぎ、切りくずを起因としたチョコ停防止


(3)抜群の切りくず排出性
横形のため切りくずがワークや治具に堆積せず、直接落下して排出される。
(4)自動搬送システムの組み合わせ
あらゆる自動搬送システムをご提案いたします。
2.精密深穴加工
Z軸テーブル移動方式により高精度な深穴加工が可能です。
(1)Z軸テーブル移動 & ストローク500mm
主軸が移動しないため、深穴加工でも高い真直性を実現
(2)最大ツール長 Max.450mm
クーラントスルー7MPaで切くずを除去しながらノンステップ加工
3.バリ制御
ツール本数最大 71本
工具寿命の最適化を図り、バリの大きさをコントロール
スギノマシンがバリ制御加工をご提案します
(1)多品種対応・・・工具交換の段取り替え時間を削減
(2)長時間連続運転・・・予備工具のセットが可能
(3)バリの抑制・・・摩耗した工具を適切に交換しバリをコントロール