サーボ送り式ドリリングユニット 「バリメック」についてのQ&A
Q1 メカトリックとの違いは何ですか?
- Q2 回転速度の設定はどのように行いますか?
- Q3 主軸ビルトインモータの冷却はどのように行いますか?
- Q4 どのような送りの動作パターンがありますか?
- Q5 加工プログラムはどのように作成しますか?
- Q6 バリメックを複数台使用する場合は、コントローラも台数分必要ですか?
- Q7 ATCは可能ですか?
Q1 サーボ送り式ドリリングユニット「メカトリック」との違いは何ですか?
サーボ送り式のバリメックは送り速度だけではなく、回転速度も自由に設定できる点がメカトリックとの大きな違いです。また加工パターンによっては加工途中で回転数の変更も可能である点が異なります。
また、主軸モータをビルトインタイプにし、特殊ガイド構造を採用したことにより非常にコンパクトで高精度・高剛性になっています。(バリメックのバリはVARIABLEのVARIです)
Q2 回転速度の設定はどのように行いますか?
付属の専用インバータにより行います。
加工プログラムの入力で回転速度の設定を行うことができます。
Q3 主軸ビルトインモータの冷却はどのように行いますか?
0.2~0.3MPaの冷却用ドライエアを供給してください。
冷却用エアをスピンドル先端側から排出させて、主軸のエアパージとしても使用します。
Q4 どのような送りの動作パターンがありますか?
メカトリックと同様、ステップ加工やスキップ加工などが可能です。( 技術コーナ 特長.2 13種類の加工パターンを標準装備 を参照ください。)
また、外部信号によるプログラム選択も可能です。
Q5 加工プログラムはどのように作成しますか?
簡単な対話形プログラム入力方式で、オプションのPC-03形プログラミングコンソール、タッチパネルTP-01形または、パソコンにより入力できます。
Q6 バリメックを複数台使用する場合は、コントローラも台数分必要ですか?
バリメックを複数台使用する場合、使用する台数分のコントローラが必要です。
ただし、付属のコントローラはマルチドロップ対応形のため、1台のプログラミングコンソールまたはパソコンにより、ケーブルを抜き差しせずにプログラミング入力を行うことが可能です。
Q7 ATCは可能ですか?
ATC機能はありません。刃具の交換は、クイックチェンジホルダにより行います。