2020年 社長年頭の挨拶（抜粋）

2020年1月6日

明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、当社は本日1月6日、年賀交歓式を行いました。 以下に、社長の年頭挨拶を抜粋してご紹介致します。

＜ 代表取締役社長 杉野良暁　年頭挨拶 （抜粋） ＞

新年あけましておめでとうございます。昨年1年間、皆様には業務に精励いただき、心より感謝申し上げます。

昨年は平成から令和へと元号が変わり、また当社においても社長交代があり、大きな節目の年でありました。ラグビーワールドカップで日本中が大いに盛り上がった一方、大型台風の猛威に列島がさらされ、各地で甚大な被害を受けた年でもありました。北陸新幹線の車両基地が水没したために、一時的に東京へのアクセスが困難になったことも記憶に新しいところです。

さて2020年は東京オリンピック開催で盛り上がる年になりそうですが、一方で米中貿易摩擦が早期に解決されるとは考えにくく、また英国のBrexitによる影響も懸念されますので、景気の先行き不透明感は依然として払拭できないものと思われます。

また自動車業界は、100年に一度の大変革期を迎えているといわれています。各社とも従来型パワートレインへの投資を確実に抑制し、「CASE」分野への研究開発投資、設備投資を積極的に行うものと考えられます。

とりわけ地球温暖化の深刻な影響に対する世界的な危機感の高まりを受け、自動車各社はEVやFCV向け投資へのシフトをより鮮明にしていくでしょう。また今年から次世代通信規格5Gが本格実用化され、通信のあり方が大きく変わります。これに伴い、半導体設備を含めた関連分野向けの設備投資需要も高まると考えられます。

これらの次世代技術向けの設備投資にどれだけ関わっていけるか、2020年は当社の将来を占う試金石となる1年となると思います。変化の激しい時代ではありますが、こういう時にこそ、むしろ商機があるものです。

当社は多彩な技術、商品、市場を持っていることが大きな強みです。6つの超技術「切る・削る・洗う・磨く・砕く・解(ほぐ)す」をより深化させ、組み合わせ、さらにIoTや自動化の要素を付加することで、新しい時代にふさわしい新技術、新商品、新市場を創造していきたいと思います。

今年の干支は庚子です。新しく始めることが上手くいくという意味を持っているそうです。全員が危機意識を高めつつも常にチャレンジ精神を忘れず、新しい時代を我々が切り拓いていくのだという気概を持って、果敢に取り組んでいきましょう。それこそが真のグローカルニッチリーダーを体現するのだと思います。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

－以上－