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2021年 社長年頭の挨拶(抜粋)

2021年1月5日

明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

以下に、社長の年頭挨拶を抜粋してご紹介致します。


< 代表取締役社長 杉野良暁 年頭挨拶 (抜粋) >

新年明けましておめでとうございます。
コロナ禍により何もかもが異例づくめだった2020年が終わり、ここに2021年の新春を迎えることができました。昨年1年間、業務に精励いただき誠に有難うございました。

新型コロナウイルスの猛威は世界経済を谷底に突き落としました。あっという間に人の動き、お金、経済が止まってしまうという衝撃をわれわれは目の当たりにしました。東京オリンピックが延期となり、JIMTOFなどの重要展示会、また春夏の甲子園など各種の恒例イベントも中止やオンライン開催になるという、昨年の今頃には夢にも思わなかったことが起こってしまいました。

2021年はコロナ禍が依然として収まらぬ中でスタートしました。昨年秋以降、国内外の経済活動は回復基調にありますが、完全回復には遠く及ばない状況です。しかしながらワクチン接種などの対応により、今年中にはコロナ禍も徐々に収束に向かうものと期待しています。

今回のコロナ禍は過去の世界大戦になぞらえられることがあります。これまでの大戦後に人々の価値観やライフスタイルが大きく変化しましたが、アフターコロナにおいてもSDGs(持続可能な開発目標)の浸透、DX(デジタルトランスフォーメーション)革命も相俟って、非常に大きな変化がもたらされるのは間違いありません。

2021年の干支は辛丑(かのとうし)。この年には新しいものが芽を出そうとすると言われており、今年は新しい社会へと大きく変化していく一年となるでしょう。キーワードの1つに「脱炭素」があります。おりしも菅首相による2050年に温暖化ガス実質ゼロ宣言や、米国大統領選でのバイデン氏の当選などを受けて、急速に脱炭素社会の実現に向けての機運が高まってきています。2030年代にはガソリン車の新車販売をなくすという日本政府の目標も明示されました。鉄鋼業界も温暖化ガスの排出ゼロに向けて舵を切っています。解決すべき課題は多々あるにせよ、これまで以上に脱炭素社会の実現を目指す動きは加速していくでしょう。

当社は今年創業85周年を迎えます。昭和11年(1936年)の創業以来、平成、そして令和と幾多の困難を乗り越えてきました。
今また大きな変革の時が訪れましたが、われわれのDNAはこういうときこそ本領を発揮すると思っています。「切る・削る・洗う・磨く・砕く・解(ほぐ)す」の6つの超技術を磨き上げ、組み合わせ、深化させることで、新たな価値を創造し、社会に貢献することができると確信しています。「グローカルニッチリーダー」としての気概を持って、果敢にこの荒波を乗り越えていきましょう。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

-以上-