RESOURCE CIRCULATION 資源循環

方針・基本的な考え方

私たちは、循環型社会構築のため、「低環境負荷な資源・エネルギーの使用」、「再生可能な資源・エネルギーの使用」、「使用から廃棄まで環境負荷が少ない製品の開発」、「製品の保守、点検を通じた長寿命化」などにより、事業活動においてライフサイクル全体を通して環境負荷を低減することに取り組みます。

推進体制

廃棄物

廃棄物削減の取り組み

当社は、循環型社会の実現に貢献するため、廃棄物のリサイクル率向上、廃棄物削減の取り組みを実施しています。リサイクル率を高めるためには、廃棄物の分別を徹底することが重要です。分別表がごみ箱の傍に表示してあるか、実際に分別されているかについて、パトロールを毎月実施し、分別の徹底に努めています。また、事業所から出る廃棄物は、材質ごとに分けて有価物としてリサイクルしています。廃棄物排出量を削減するべく、取引先からの梱包材削減に取り組んでいます。品質は維持しつつ、不必要な梱包材を除いてもらうことで、廃棄するごみの量を減らすことが目的です。

 

廃棄物発生量

廃棄物発生量

※ 当社(本社・早月事業所、滑川事業所、掛川事業所)を対象範囲としています(カバー率:77.5%)

水資源

水資源の適切な管理

スギノマシンは、高圧ジェット洗浄装置に代表されるように、水に関連する技術を駆使した製品を多く展開しており、製品の試験や製造プロセスにおいて水の使用は不可欠です。それら水資源を有効に利用するために、早月事業所の高圧ポンプテスト場では、水を循環させる仕組みを構築しています。また、空調設備の冷却水は空冷循環方式を採用し、水使用量を抑制しています。

 

高圧ポンプの製品テストにおける水循環の概略図

 

水使用量

※ 当社(本社・早月事業所、滑川事業所、掛川事業所)を対象範囲としています(カバー率:77.5%)

適切な排水処理の取り組み

当社では、水質の汚濁防止と向上のため、物理的処理(ろ過・沈殿)や化学的処理(pH調整)等、各事業所の排水の質に応じて適切な排水管理を行っています。

掛川事業所、滑川事業所では熱処理のうち表面処理による排水が酸性またはアルカリ性となるため、pH中和処理装置に通して正常値となった処理水のみを放流しています。掛川事業所のバレル研磨工程(表面処理のひとつ)では不純物を含む処理水が発生するため、浄化処理装置を設置し、中和・凝集沈殿分離処理を行っています。その他の熱処理を加えた排水は、事業所内での処理または産業廃棄物として処分しています。

各事業所から排出する水は定期的に水質調査を行っており、地域に悪影響を与えないことを確認しています。

 

各事業所の排水処理フロー