キチンナノファイバー、キトサンナノファイバーについて
キチンナノファイバー、キトサンナノファイバーとは
キチンナノファイバーは、甲殻類の殻からとれる動物由来のキチンを原料としたナノファイバー素材です。
甲殻類の殻の主成分であるキチンは、地球上でセルロースの次に多く存在する高分子で、年間生産量はセルロースとほぼ同様と推定されています。
キトサンは、キチンを脱アセチル化することで得られるカチオン性の高分子です。
キチンナノファイバー、キトサンナノファイバーは、CNFと同様の構造と特長をもち、高い生体適合性もあわせもつため、医療・医薬業界ではCNF以上に期待されています。
また、キチン・キトサンを分解して得られるN-アセチルグルコサミン・グルコサミンは、機能性食品としても注目されています。
活用分野
- 化学 ・・・・・・樹脂補強材、透明材料基材など
- 電子・電機 ・・・電極材料、導電補助材 など
- 繊維 ・・・・・・補強材、バインダー材、吸着材、フィルター など
- 化粧品 ・・・・・ベース剤、保湿剤、日焼け止め など
- 食品 ・・・・・・機能性成分、増粘剤、保湿・保形剤 など
- 医薬品 ・・・・・生体適合材料、フィルム剤、止血剤 など
- 建築材料 ・・・・建材・内装材の多機能化 など
- 顔料 ・・・・・・トナー、液晶カラーフィルター、プリンター用インク、各種塗料 など
多様なナノファイバー素材を開発・製造・販売
スギノマシンは、これらのセルロースナノファイバー、キチンナノファイバー、キトサンナノファイバーをバイオマスナノファイバー「BiNFi-s(ビンフィス)」シリーズとして、用途にあわせてご提供できます。
独自のウォータージェット製法(詳細はこちら)により、異なる原料を用いてナノファイバーを製造することができることが強みの一つです。