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オイルスキマーとは?浮上油回収装置の機能と仕組み|株式会社スギノマシン

オイルスキマーとは

オイルスキマーとは?

オイルスキマーとは

オイルスキマーとは、工作機械で使用する切削油(水溶性クーラント)や洗浄液に混入した、作動油や潤滑油といった油分を回収する装置です。ベルト式、円盤式、フロート式など、さまざまな回収方法のオイルスキマーがあります。また、浮上油回収装置、油水分離装置などと呼ばれることもあります。

油が混入する場面・理由

前工程でワークに付着した油分が、加工中(洗浄中)に切削油や洗浄液によって洗い流されて、タンク内に混入します。混入した油を回収しないと、装置の稼働を続けるうちに、タンク中の油はどんどん増えていきます。

油分が液面に浮上した切削液や洗浄液などのクーラントタンクの様子

オイルスキマーの効果

切削油や洗浄液の腐敗・悪臭発生の原因を取り除く

切削油(洗浄液)中に油が増えると、悪臭を発生させる嫌気性細菌が増殖しやすくなり、液の腐敗につながります。腐敗した液は、工場内に強烈な悪臭を放つようになります。

切削油の臭い・工場の悪臭の原因と対策 については、こちらのページもご参照ください。

切削油(水溶性クーラント)の機能低下を防ぐ

切削油(水溶性クーラント)に他の油分が混入すると、切削油の機能が低下し、工具の寿命を低下させたり、完成品の品質を低下させたりします。

加工後・洗浄後のワークへの油分の付着を防ぐ

クーラントや洗浄液に油分が含まれると、加工した後のワークが油でべたついて作業環境を悪化させたり、せっかく洗浄したワークが清浄度を満たさない恐れがあります。

フィルターの目詰まりを防ぐ

液中の油分はフィルタを目詰まりさせてしまい、交換コストがかさみます。水溶性クーラントや洗浄液中に増えた油は、フィルターに付着して目詰まりを発生させます。フィルタは消耗品のため、油分によって寿命が低下し、交換するコストがかさみます。

油分で目詰まりしたフィルタ ▶ 

オイルスキマーの種類/油分の回収方法

ベルト式

ベルト式オイルスキマーの原理・構造と仕組み最もポピュラーなタイプのオイルスキマーです。回転するベルトに油を付着させ、油をかき取って分離・回収します。安価で購入できますが、稼働しているうちにベルトに汚れが付着して油が上手く付かなくなったり、ベルトが切れてしまうことがあります。

円盤式

円盤式(ディスク式)オイルスキマーの原理・構造と仕組みです。タンク内で回転する円盤に油を付着させて、油を分離・回収する仕組みです。ベルト式よりは耐久性に優れますが、衝撃によって割れてしまうこともあります。また、設置面積はベルト式よりも大きくなってしまいます。

スクリュー式

スクリュー式オイルスキマーの原理・構造と仕組みスクリュー式は、らせん構造のスクリューを回転させ、油を持ち上げて分離・回収します。回収能力が高い点がメリットですが、切粉やスラッジを巻き込みやすく、異物の混入が多いタンクでの使用は故障につながる恐れがあります。

フロート式

フロート式オイルスキマーの原理・構造と仕組みフロート(浮き)で回収装置を液面に浮かせることで、液面に浮上して溜まっている油を回収する仕組みです。浮上している油に対しては優れた回収能力を発揮しますが、浮上していない油や、稼働中で流れが速いタンクからは上手く回収できません。

 

スギノマシンのオイルスキマー「JCC-HM」なら、効率良く油分を回収できます!

切削油のにおい、腐敗臭を防ぐ浄化ユニット「JCC-HM」スギノマシンのオイルスキマー「JCC-HM」(ジェイシーシー エイチエム)は、液面に浮上した油も、液中に分散している油も、1台で同時に回収できます! 回収能力・回収効率共に優れた、新機構のオイルスキマーです。

>> JCC-HMの商品詳細は こちら

1.液中に分散している油も浮かせて除去!

JCC-HMは、マイクロバブルを発生させて、液中の油を浮かせて除去します。浮上を待つ必要がなく、稼働中のタンクからも効率よく油を回収し続けることができます。

JCC-HMがマイクロバブルを使って切削油や洗浄液中の油分を回収する仕組み

 

2.液中+液面を同時に除去するオイルスキマーはJCC-HMだけ!

マイクロバブル式オイルスキマー「JCC-HM」の原理・構造と仕組み液面に浮上した油を回収する方式は数多くありますが、JCC-HMは浮上油回収ユニットが液面の油を回収しながら、同時に液中の油もマイクロバブルで浮かせて回収します。液面+液中のダブルで油を回収するため、圧倒的に優れた効率で油分を除去できます。

3.回収できる範囲が広いオイルスキマー

オイルスキマーで油を回収できる範囲が小さいと、回収できる油分量が混入する油分量に追いつかないことがあります。JCC-HMなら、液面と液中の両方から同時に油を回収するので、他工法と比べて高効率かつ素早く油を回収できます。

スギノマシンのオイルスキマー「JCC-HM」は、タンクの広範囲から油分を回収できます。

動画で実際の油分除去の様子をご確認ください

液中+液面のダブル除去の様子は、こちら!

 

液中の油分を浮かせて除去する様子はこちら!



 


▼ JCC-HMの詳細は、こちらからご確認ください! ▼

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