レーザー焼け取りロボットシステム

溶接の「焼け(スケール)」を除去するためのロボットシステムです。溶接焼けをレーザー光で除去するので、酸洗いや電解研磨に比べて環境に優しく、非接触なため母材にキズがつきません。
さらに、センシング技術で焼けの範囲を自動で検出し、ワークごとにレーザー照射を最適化します。

焼け取り動画

焼け取りロボットシステムの特長

1.センシング技術による、高精度な焼け取り

独自のセンシング技術(画像処理技術)により、溶接焼けの範囲や色の濃淡を自動判定し、自動レーザーのパラメータを最適化します。

2.AI技術による、汎用性の高い自動化

部品形状や焼け範囲を自動判定し、ロボット経路を生成します。
事前プログラミング作業を削減し、省人化と精度向上を両立することができます。

3.レーザークリーニングによる、環境や品質の改善

レーザーは化学薬品を使用しないため人体や環境に優しく、廃液処理が不要です。
また、加工する金属へダメージを与えないため溶接強度への影響を減少させることができます。

4.高効率、母材にキズがつかない

薬品を使った方法に比べて短時間で焼け取り作業が完了し、非接触なため母材を傷つけることなく効率的な焼け取りが可能です。

5.ティーチングレス

オフラインでロボットプログラムを簡単に作成できるソフトウェア『CROROROS』を標準パッケージ。3DCADデータを取り込んで溶接箇所を指定することで焼け取り経路を生成・ロボットへ転送でき、実機でのティーチングが不要です。

焼け取りワークサンプル

材質:SUS304 板厚:1.5mm 
材質:SUS304 板厚:2.0mm 

ラインアップ

ワークサイズ、作業環境に合わせて2種類から選択可能です。

CRb(スギノマシン製 産業用ロボット)
CRX(ファナック製 協働ロボット)