WORKPLACE 働きやすい職場に向けた取り組み

働きやすい職場づくりに向けた考え方

スギノマシングループは、全ての社員が能力を十分に発揮できるよう、雇用環境の整備を行うとともに、次世代育成および女性が活躍できる企業を目指しています。その実現に向けて、当社は女性活躍推進法に則り行動計画を策定し、行動計画に沿って、働きやすい職場環境の実現を推進していきます。

ダイバーシティ&インクルージョン

グローバルな事業展開を図る当社にとって、人材のグローバル化はもちろんのこと、ダイバーシティへの取り組みも欠かせません。グローバルな視点から社会に求められる価値を提供していくために、ダイバーシティ・マネジメントが重要な役割を担っています。

世界中の成長市場に活動領域を広げ、各国・地域に深く根を張ったビジネスを展開していくためには、その国・地域の文化や言語を熟知した人材の登用が必要です。また、経営環境の変化や多様な価値観に対応していくため、一人ひとりの個性を尊重し、多様な人材の総戦力化を推進しています。

人材育成

スギノマシンでは、”自ら考え、自ら行動する”人材の育成を目指しています。
グローバル化の進展やお客様ニーズの多様化、さらには新規技術の普及等、刻々と変化する事業環境下においては、高度な専門知識だけでなく多角的な視点から物事をとらえる思考力、分析力、柔軟な対応力を有するプロフェッショナル人材の育成が必要です。

そのため、実務の経験を重ねる中で専門性や職務遂行能力を高める「OJT(On the Job Training)」を基盤とした人材育成を行うとともに、階層別の研修制度等により、職種ごとの専門教育やキャリア形成・スキル開発・マネジメント能力の向上を図っています。また、より高い専門技術や知識・教養・人間性を高めるため、社員が自らの意思で参加する語学教育や通信教育等、自己啓発が活発に行われています。

技能伝承制度

お客様が求めるオーダーメイドの製品を製作するには、構成する部品一つひとつの加工精度が品質の生命線であるため、高度な技術力が必要です。当社では優れた技術や技能を有する社員を「匠」として認定する技能伝承制度(匠制度)を設けています。技能伝承委員会の審査を経て「匠」となった社員は、若い世代への技能伝承を着実に行い、熟練技能者の技を未来につなげています。

《「匠」認定のバッチ》

自己啓発支援制度

スギノマシンの社員の福利厚生や自己啓発の支援を主な事業とする一般社団法人杉友会では、社員の自己啓発に関する取り組みなどに対して補助を支給する制度「フリープラン」を導入しています。書籍の購入代金や資格取得のための受験料、展示会視察や博物館・美術館の入場料の50%を上限2万円まで支給しており、毎年300人超の社員が利用しています。

労働安全衛生

経営方針に基づき、早くから「安全」を経営の最重要課題の一つと位置づけ、労働災害撲滅に向けて危険予知活動や設備の安全対策化の推進、安全衛生教育体系の整備などに取り組んできました。社員の安全衛生の確保は企業存続の基盤であり、企業の社会的責任であると認識し、2018年に「スギノマシン安全衛生基本理念および方針」を改めて制定しました。 労働災害ゼロに向け、スギノマシングループ一丸となって安全衛生活動を推進しています。

《職場に潜むヒヤリ・ハットを発見》

保安防災

スギノマシンは地震や火事などの災害に備え、各事業所で年1回防災訓練を実施しています。また、各事業所には自衛消防隊を設置し、所轄の消防署へ防災計画を提出しています。

《消化訓練で消火器の使い方を学ぶ社員》

健康保持・増進

スギノマシンは、定期健康診断受診率100%を目標としています。2022年度の受診率は100%で目標を達成しました。保健指導、二次検診が必要な社員に対しては受診勧奨を実施し、受診率向上につなげています。また、胃の検査、大腸がん検査、PSA検査、婦人科健診など、法令で定められていない項目についても実施し、がんの早期発見に役立てています。
メンタルヘルスケアについては、年1回ストレスチェックを実施し、集団分析結果を職場環境の改善に役立てています。心身に不調のある社員が気軽に相談できるよう、電話健康相談窓口(24時間365日)を設置し、健康、医療、介護、育児、メンタルヘルス、医療機関情報提供などの相談に対応しています。また、係長以上の役職者向けに、心身の不調を抱えた社員への対応などを相談できる電話相談窓口(平日10:00~16:00)も設置しており、専門家の意見を聞くことができます。
フィジカルケア、メンタルヘルスケア(セルフケア、ラインケア)に関する情報はイントラネットで発信し、理解増進につなげています。