ロボットでバリ取りを自動化|傾動スピンドルモータユニット BARRIQUAN(バリカン)BRQ-EL01
鋳造部品のバリ取りをロボットで自動化する際に起こる問題
ロボット加工による鋳物部品のバリ取りを検討する際、
「バリの取り残し」や「ワークの削り過ぎ」、「ハイレベルなティーチングが必要となる」
などの問題に直面します。
これらの問題は
「ロボット軌道のあいまいさ」、「ワーク形状・寸法のばらつき」、「加工基準点からの位置ばらつき」
に原因があります。
これらの問題は傾動フローティング機構で解決できます。
鋳造部品のバリ取りには傾動フローティング機構
傾動フローティング機構で、送り速度で変化するあいまいなロボットの軌道、ワーク形状・寸法のばらつきやワークの取り付け誤差によって
生じる刃具の当たり方の差を吸収し、プログラムの補正なく母材を削り過ぎずに高速バリ取りを実現します。
BARRIQUAN BRQ-EL01の機能紹介
特長① 傾きながらラジアル方向360°自在に動く傾動フローティング機構を内蔵
刃物がワーク形状にならうことで、高速かつ安定した品質のバリ取り加工が可能に
傾動フローティングは、360°傾動する機構によって、
刃物を一定の荷重で形状にならわせながら加工できます。軸中心へ
応答性の高い求心力があるため、鋳造部品にありがちな曲線の多い
複雑形状であっても刃物が離れず形状に追従し、高速なバリ取りを
実現します。
さらに、形状寸法のバラつきに対しても傾動フローティング機構により
形状に沿って加工するので、プログラム補正が不要であり、削り過ぎ
削り残しのない安定した品質を保つことができます。
特長② 供給エア圧により刃物押付け力が可変するエアフローティング式を採用
ワークを削り過ぎず、しっかりバリを除去できる
BRQ-EL01は、供給エア圧により刃物押付け力を可変できます。
エア圧を変えるだけで、バリの大きさや材質、目的の品質に応じて削り具合を調節できます。
写真のような面に発生したバリでも母材を削り過ぎず、確実にバリ除去が可能です。
エア圧を変えるだけで、バリの大きさや材質、目的の品質に応じて削り具合を調節できます。
写真のような面に発生したバリでも母材を削り過ぎず、確実にバリ除去が可能です。
特長③ ラジアル荷重や断続加工に対応したバリ取り専用スピンドルモータ搭載
過酷な使用環境でも確実にバリ取りが可能
傾動フローティングにおけるバリ取り加工では、ラジアル方向
からの加工負荷が断続的に加わる過酷な環境での使用になります。
専用スピンドルモータにすることで、長時間の高負荷にも耐えら
れるよう設計しています。
からの加工負荷が断続的に加わる過酷な環境での使用になります。
専用スピンドルモータにすることで、長時間の高負荷にも耐えら
れるよう設計しています。
特長④ 傾動フローティングの効果を最大限発揮する専用刃物
バリや形状に合わせ最適な刃物の選定や提案を行います
傾動フローティングの効果を最大限発揮するように設計した傾動フローティング専用刃物を複数種類用意しています。
切削特性の異なる刃物からバリや形状に応じて最適なものの選定や提案も併せて行い、より高品質なバリ取りを実現します。
切削特性の異なる刃物からバリや形状に応じて最適なものの選定や提案も併せて行い、より高品質なバリ取りを実現します。
BARRIQUAN BRQ-EL01の仕様紹介
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